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犬の皮膚病の種類
専門の先生の見解によると皮膚病は細かく分類すると200種類ぐらいにはなるそうです。特によくある疾患の中から抜粋して簡単に原因、症状、治療法を挙げてみました。

※病気の診断・治療法などは各個体の症状や獣医さんによって見解が分かれますし、皮膚病の原因はひとつではなくいろんなことが複雑に絡み合って起こることもあります。個々の判断・治療はくれぐれも主治医の先生に指示を仰いでいただき、ここに書くことはあくまでも一般的な知識として参考程度にご覧ください。

<細菌によるもの>
@ 膿皮症

<真菌(カビ)によるもの>
A 皮膚糸状菌症

<寄生虫によるもの>
B ニキビダニ症(アカラス、毛包虫症)
C 疥癬
D ツメダニ症

<アレルギー性>
E アレルギー性皮膚炎
F ノミアレルギー症

<その他>
G 脂漏症(脂性型/乾性型)
H ホルモン異常


@膿皮症
【原因】 皮膚には普段から『皮膚常在菌』と呼ばれる細菌が多く存在していますが、免疫力の低下により皮膚の抵抗力が落ちると細菌が異常繁殖して起こります。

【症状】 顔や脇の下、指の間など比較的柔らかい場所に起こりやすいのが特徴です。はじめは皮膚表面に赤いブツブツができる程度ですが、非常に強い痒みを伴うため、掻いたり舐めたりして毛が抜けてくることもあります。症状が進行すると患部が皮膚内部にも及び、皮膚が膨れ上がったり膿をもったりするようになります。

【治療方法】 シャンプーで皮膚を清潔に保ち、抗生剤を投与して細菌の増殖を抑えます。
※ 膿皮症は犬の皮膚疾患には比較的多い症状で、夏場に特に起こりやすい疾患です。


A皮膚糸状菌症
【原因】 糸状菌というカビ(真菌)が皮膚の角質層や爪などから侵入して増殖して発症します。

【症状】 円形に脱毛したり、カサカサしたフケが出たりします。痒みはほとんどないようです。飼い主の抵抗力が落ちている場合、うつる可能性もあるので注意が必要。(健康な人なら大丈夫)

【治療方法】 抗真菌作用のあるシャンプーで洗います。また、カビを殺す薬で薬浴も効果的。いったん症状が治まっても再発することもあるので、犬のベッドやケージなどもよく洗って消毒して清潔にし、飼い主もよく手を洗うことが大切です。


Bニキビダニ症(「アカラス」または「毛包虫症」とも呼ばれます)
【原因】 ニキビダニという寄生虫が毛穴に寄生し、異常繁殖して発症します。ニキビダニは多くの犬にも寄生していますが、健康な犬は免疫力があるので異常繁殖はしません。抵抗力が落ちている老犬や病気の犬に多く発症します。また、仔犬は免疫力が低いので母犬から感染することも多くあります。

【症状】 口や目などに症状が現れやすく、赤く腫れたり脱毛したりします。初期の段階ではあまり痒みはみられませんが、進行すると皮膚が黒ずんでニキビのようになったり、皮膚がただれたりして痒がります。

【治療方法】 ニキビダニを殺す抗生物質の投与や注射、殺ダニ剤での薬浴などでダニを排除します。免疫力さえしっかりしていれば発症することはないので、普段から栄養をしっかり取り、健康でいることを心がけることが一番大事。


C疥癬
【原因】 イヌセンコウヒゼンダニと呼ばれるダニが皮膚に寄生して発症します。このダニに感染している犬からうつります。

【症状】 このダニが皮膚に付着するとトンネルを掘って皮膚内部に入り込んで動きまわるので強烈な痒みがあります。皮膚の柔らかい部分からダニが入り込むので、耳や顔、ひじ、かかとなどに多く発症します。患部にカサブタが出来たりフケがでたりします。激しい痒みから掻き傷ができ、そこからばい菌が入って二次感染する場合も多くあります。

【治療方法】 全身の毛を刈り、殺ダニ効果のある薬品の使用(薬浴、シャンプー、注射、抗生剤の投与、外用薬の塗布など)。 簡単に接触感染するので他の犬や猫との接触は避けること。また、人間にも感染することもあるので注意が必要。


Dツメダニ症
【原因】 ツメダニというダニが皮膚に寄生して発症します。このダニに感染している犬から直接感染する場合がほとんどですが、周囲環境中に潜むツメダニから感染することもあります。

【症状】 強い痒みがあり、たくさんのフケが出ることが特徴です。カサブタのようなフケが多く重なりその中にツメダニが潜んでいます。

【治療方法】 殺ダニ効果のある薬で薬浴して分厚いフケをしっかり落とすこと。人間にも感染することがあるので注意が必要。


Eアレルギー性皮膚炎
【原因】 ある特定の物質に対してアレルギー反応を起こし、皮膚に炎症が起こります。アレルギー反応とは、特に有害な物質ではなくても体内に入ると体を守ろうとする免疫システムが過剰に反応することです。アレルゲンとなる物質は無数にありますが、ハウスダストや食べ物、化学物質が主な原因と言われています。
【症状】 皮膚が赤くなり激しい痒みがあります。掻いたり舐めたりして皮膚がただれたり毛が抜けたりすることもあります。

【治療方法】アレルゲンをつきとめて除去することにより症状が改善されます。


Fノミアレルギー性皮膚炎
【原因】 ノミに噛まれたときにノミの唾液に含まれる成分にアレルギー反応を起こして発症します。

【症状】 赤い発疹ができて腫れます。強い痒みを伴うため、掻きすぎて傷ができ、そこからばい菌が入って二次感染を起こすこともあります。激しい痒みのため眠れなくなって元気がなくなることもあります。

【治療方法】
 まずはノミを駆除することです。免疫力が低下しているとアレルギーを起こすこともあるので、普段から免疫力をつけることも大事。


G脂漏症(脂性型/乾性型)
【原因】 内分泌系の異常、栄養の偏り、寄生虫や細菌の感染、アレルギーなどが原因で皮脂腺の分泌に異常が起こって発症します。また、遺伝的な場合もあります。

【症状】 皮脂の分泌が増加して皮膚や被毛がベタベタするようになる『脂性型』と、逆に皮脂の分泌が減少して皮膚が乾燥し、フケがでやすくなる『乾性型』があります。

【治療方法】 それぞれの症状にあったシャンプーで洗い、肌を清潔に保つこと。また、食餌の栄養バランスにも気をつけましょう。


Hホルモン異常による皮膚炎
【原因】 甲状腺機能低下や副腎皮質機能亢進などホルモンの代謝の異常により発症します。
【症状】 痒みはあまりなく、左右対称に脱毛が起きるのが特徴です。
【治療方法】 ホルモン療法
(フレンチブルドッグ文太部長のロハスな毎日 2006年11月4日の記事より加筆修正)