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フィラリアについて
「毎年蚊が活発に活動し始める春から気をつけないといけないフィラリア。もはやフィラリアの予防は犬の飼い主にとっては欠かすことのできないものとなりました。 でも、一体フィラリアって何でしょう?どんな病気なのでしょうか?何故1ヶ月に1回薬を飲ませなければいけないのでしょうか?薬さえ飲んでいれば大丈夫なのでしょうか?

「フィラリア」とは正式には 『犬糸状虫症(いぬしじょうちゅうしょう』 と言い、『犬糸状虫』という寄生虫が犬の心臓に寄生して起こる病気のことを言います。 心臓に住み着く寄生虫なので、英語では"Heartworm (心臓の虫)"と呼ばれています。この寄生虫は読んで字のごとくそうめんのように白くて細長い虫で、成虫のオスは12〜20cm、メスは25〜30cmもの長さがあります。

<フィラリアの一生(生活環)>
フィラリアは幼虫で生まれてから合計4回脱皮し、第1期幼虫(L1)から第5期幼虫(L5)に成長し、第5期幼虫が心臓に入り込み、そこで成虫になります。
心臓に住み着いたフィラリア(犬糸状虫)の成虫が、第一期幼虫(ミクロフィラリアとも言う)を生みます。ミクロフィラリアの体長は約0.3mmで、宿主である犬の血液中に潜んでいます。
(絵はあくまでもイメージですので悪しからずご了承ください・・・。)

ミクロフィラリア自体は犬にとってはほとんど害はなく、また犬の体にいるだけでは成長することができません。成長するためには中間宿主である蚊の体内に入る必要があるのです。そこで、血液中にいて蚊に吸われるのを待っています。(蚊に吸われなければ成長できないまま約1〜2年で死ぬそうです。)
蚊に吸われてうまく体内に入ったミクロフィラリア(L1)は、蚊の体内で2回脱皮して、体長約1mmの感染幼虫であるL3まで成長します。
L1(ミクロフィラリア)
↓脱皮
L2 
↓脱皮
L3(感染幼虫)
蚊の体内に入ってからL3になるまでが約2〜3週間ですが、体内で成長するには気温が16℃〜34℃である必要があります。16℃以下、もしくは34℃以上ではL3にまで成長できないのです。 ですから、たとえ冬に蚊がいてかまれたとしても、気温が16℃以下であれば蚊の体内のフィラリアは犬に感染できるL3にまで成長していないので、フィラリア感染の恐れはないと思われます。

L3に成長したフィラリアは蚊の吸血針(吻鞘)に集まって、犬の体に入るチャンスを狙います。
感染幼虫(L3)は蚊が吸血する時に吸血針から離れ、蚊が刺した傷から犬の体内に入り込みます。
犬の体内に入ったフィラリア(L3)は、皮下組織などにいてまた2回脱皮し、感染から約2ヶ月で最終形であるL5に成長します。

L5になったフィラリアは、さらに1〜2ヶ月ほどすると静脈を通って心臓へと移動します。
フィラリアの予防薬は、感染幼虫であるL3になったフィラリアが犬の体内に戻り、L5に成長して血流に乗って心臓に到達する前に一気にやっつけてしまう薬です。(詳しくは『フィラリアの予防と注意』をご参照ください。)
血流に乗って心臓に移動したフィラリアは、肺動脈に住み着くようになり、ここで成虫になります。感染から約6〜7ヶ月で成熟したフィラリアはミクロフィラリア(L1)を生みます。(以下、一番上に戻ってくり返し・・・)

ミクロフィラリアは生まれてから約1ヶ月ほどで血液中に確認できるようになります。フィラリアの成虫の寿命は5、6年だそうです。
(フレンチブルドッグ文太部長のロハスな毎日 2008年5月24日の記事より加筆修正)
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