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小さいフレンチブルドッグが欲しい?
フレンチブルドッグのスタンダードは8キロから14キロとされています。成犬になったときに結果としてそれよりも小さかったり、もしくは大きかったりしても健康上問題がないのならスタンダードなど気にする必要はないと思っています。(繁殖を考えているのなら話は別ですが。)

また、個人の好みで「小さい方がいい」「大きい子の方が好き」というのは皆さんそれぞれあると思いますし、十数年は一緒に暮らし、責任を持って面倒を見なければいけないということを考えると、子犬を求めるときに「自分の好みの子を」と、ある程度の条件をつけるのはもちろん構わないと思います。

でも、体の大きさや体重を絶対条件にはしないでください
(フレンチブルドッグに限らず、どんな犬種でもそうです。)

なぜでしょう?

成犬になったときにどれぐらいの大きさになるかなんて、「神のみぞ知る」だからです。

文太は4ヶ月でうちに来たとき3キロしかありませんでした。体もひょろひょろですごく小さかったのですが、もともと健康優良児だったので元気にすくすく育って今では13キロ弱のデカブルです。

パピーの時の骨格や親犬を見れば大体の大きさは予測できるかもしれませんが、よほどの経験を積んだベテランブリーダーでないと正確な予測は難しいし、たとえできたとしてもそれはあくまでも「予測」であって「絶対」ではありません。小さめの親犬からでも大きい子は生まれる可能性はあるし、同胞の兄弟姉妹であっても体の大きさが全く違う場合もあります。

小さいフレンチブルドッグが欲しかったのに、自分が思っていたより大きくなったらどうしますか?

自分の予想より大きくなりそうだったら、病気のリスクを省みず餌の量を少なくして無理やり小さいままにしておきますか?

大きくなりすぎたら購入したショップに文句を言って「交換」してもらいますか?

「返品」しますか?

大きければ飼えないから、と誰かにあげますか?

それとも「処分」しますか?


マンションなどお住まいの環境で「10キロまでの小型犬のみ」等の規定があるのなら10キロ以上になる可能性が大いにあるフレンチブルドッグはあきらめてください。どうしても小さいフレンチがいいのなら、保護されている成犬を探して迎えてあげてください。(成犬ならそれ以上大きくなることはありませんから。)

どんな大きさになったとしても、たとえそれが自分の理想とは違ったとしても、
どうかお願いですから最後まで責任を持って面倒をみてあげてください。
それができない環境ならば、犬を飼うことをあきらめてください。

もうひとつ、最近は「豆柴」や「ティーカッププードル」などと標準より小さい犬がもてはやされている傾向がありますが、もともとのスタンダードが小さい犬ならともかく、無理やり小さい犬同士を交配してより小さい犬を作ろうとすることに問題はないのでしょうか?

現在、日本には各種純粋犬種の犬籍登録と血統証明書の発行をしている団体がいくつかありますが、その中でも日本で一番大きい社団法人ジャパンケンネルクラブ(JKC)は、現時点では豆柴もティーカッププードルも正式な犬種としては公認していません。その理由をJKCでは『極めて小さなサイズの個体については、この犬種標準から逸脱しているため、犬としての健全性に欠ける場合があるので注意が必要です。(中略)純粋犬種の健全な発展育成を目指している本会としては、お勧めできない理由となっています。』としています。(赤字括弧内は社団法人ジャパンケンネルクラブ HP内「ティーカッププードル、豆柴について」より引用。)

子犬を求めるときに絶対条件にすべきなのは健康状態だと思っています。多少の好みはあっても、犬を飼う前に理想を追い過ぎないでください。たとえチャンピオン犬の子供であっても完璧な子犬はいません。一緒に生活していく中で「理想的な関係」を築いていくのが飼い主の役目です。

確かに小さい方が何かと世話も楽だし便利だと思います。でも、実際一緒に暮らしていると、元気でさえいてくれたら大きさや体型なんかどうでもよくないですか?逆に、飼う前には自分が思ってもなかったことが、愛おしかったりしませんか?

殺人的なオナラの臭いも、うるさいいびきも、この上なくブサイクな白目の寝顔も、執拗なストーキング行為も、やんちゃぶりも、すねた仕草も、なんだかえらそうな態度も、一緒に暮らしていれば全部がかわいらしく、愛おしくなります。

12.5キロのデカブル文太。

膝に乗られたら重くて邪魔でしょうがないけど、
それは幸せの重さなんです。

でも、文太はデカブルだからかわいいんじゃない。
小さければそれはそれでかわいいと思います。
大きさじゃないんです。
文太は文太だからかわいいんです。
(フレンチブルドッグ文太部長のロハスな毎日 2009年3月5日の記事より加筆修正)