ドッグフェイム 文太との生活も、始めから順風満帆だったわけではありません。
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確信犯の嫌がらせおしっこ
留守番のしつけや分離不安について調べてみると、必ずと言っていいほど「外出前の30分は犬に構わない」「帰宅後、犬が落ち着いて静かになるまで無視する」と書いてあります。これは『留守番は特別なことではない』ということを犬に教えるためなのですが、実は私はこれには否定的です。というより、文太の場合はその方法ではうまくいかなかったと言ったほうがいいかもしれません。

というのは、小さいときから文太が起きている間はあれやこれやと本当にいろんなことを話しかけてきましたので、急に私が話しかけなくなっただけで逆に「留守番が始まる!」とバレてしまうわけです。犬って飼い主のことをよく観察していて、そんなことでは騙されないような気がするのです。それに、帰って来たときにあんなに嬉しそうに出迎えてくれるのに、おりこうにお留守番ができて褒めてあげたいのに、最高の笑顔で迎えてくれる文太を無視できるほど私は人間ができていません。

いろいろ話しかけているおかげで文太は本当に私の言葉をよく理解してくれるようになりました。留守番中のおしっこの失敗がなくなってきてから、「おかあはんお買い物行ってくるわな。文ちゃん、おりこうでお留守番しといてな。」というと、スネた表情ではありますが「フン。行ってくればぁ〜。」と自分からベッドに寝に行くようになりました。

帰宅してからも、「ただいま〜♪」の喜びの儀式をしたあと、トイレに行って得意げに私の顔を見ながらこれ見よがしにちゃんとトイレでおしっこをして、「ボク、トイレでちゃんとおしっこできるよ!これでいいねんやんな♪?」とでも言いたげな嬉しそう顔で近づいてくるようになりました。(この帰宅時のおしっこは現在はしませんが。)よくそこまで成長してくれたものだと本当に本当に嬉しく思いました。

そんなわけでようやく徐々に分離不安も克服しておりこうにお留守番もできるようになったのですが、次に私を悩ませたのは留守番以外のお漏らしです。トイレはもちろんもう覚えているはずなのです。それなのに、気付くと時々トイレ以外のところでおしっこを漏らすことが出てきました。

例えば、私が洗濯物を干しに文太を置いて二階に行っていたとき。台所で料理をしているとき。電話やメールをしているとき。どうも、構ってほしい嫌がらせのようです。文太の方程式を考えてみると

おかあはんが構ってくれない 
      ↓ 
腹いせにトイレ以外のところでおしっこをしてみた
      ↓ 
おかあはんに怒られた(構ってもらえた)。 やった!成功!イエ〜イ♪

となっているわけです。そんなことでは困ります。そんな風に嫌がらせでおしっこをしても不機嫌な顔になりつつも無視してただもくもくと掃除をするようにしました。しかし、それでも一向に改善される気配はありません。またまたおしっこ地獄の日々が始まりました。

今から考えてみると、これももしかしたら嫌がらせではなく分離不安の症状のひとつだったのかもしれません。でも、やっと留守番ができるようになったと喜ぶ私からしてみると、今までで一番腹の立つことでした。

トイレを覚えるまでは分かるまで教えてあげるのが飼い主である私の役目だと思っていたし、留守番中のトイレの失敗も嫌がらせではなく極度の不安からくる病気のひとつだと思っていたので、腹が立つより不安の方が大きかったのです。

それに比べて、今回の失敗は「私が構わへんから漏らしただぁ!?」となってしまうわけです。一難去ってまた一難・・・。一体いつまでおしっこ掃除せなあかんねん!と、不安な気持ちから一転してだんだん怒りが湧いてきたのです。そして、とうとうおかあはん山は噴火しました。

それはある日、台所で掃除をしたり何やかんやで文太をほったらかしにして自分の用事をしていたときのことです。ふと文太の視線を感じて文太の方を見ると少し離れたところに案の定おしっこの跡。「あの野郎、またやりやがった!」と、怒りつつも文太の顔も見ず黙ってもくもくと掃除をしました。

そして、洗面所で雑巾を洗って戻ってみると今度はカーペットにうんちの跡。しかも食べてしまったようでブツはなくなっています。これには怒り心頭。ほぼ現行犯でもあったことから思いっきり怒りました。その後、カーペットの汚れた部分を手洗いで洗濯して2階に干しに行き、戻ってみるとなんと3回目の粗相のあと。それを見た瞬間、マグマが噴火しました。

「もう!いい加減にしてよぉ〜〜〜っ!さっき掃除して、カーペットも洗濯してやっと今終わったとこやん!一日何回おしっこ掃除せなあかんのよ!?おかあはんの手だって掃除のしすぎでもう荒れてボロボロやねん!いつまでこんな生活やのよ!?いつになったらちゃんとしてくれるんよ!?おかあはんだってほんとは友達と遊びにも行きたいし、旅行だってしたいし、映画も見に行きたいし、のんびりもしたいし、でも我慢してんねん!文太のために今はやりたいこともやらずに我慢してんねん!!おかあはんだって一生懸命がんばってんねん!もうイヤや!もうこれ以上はがんばれへん・・・・」

誰もいない昼間、文太を目の前にして誰に訴えるともなく子供のように大声をあげてわんわん泣きました。それまで抑えていた感情、我慢していたものが一気に爆発した感じでした。当の文太はというと、驚いて目を白黒させながらも私のひざの上に乗ってきて、慰めるように涙をペロペロ舐めてくれました。そんな文太を見てまた涙が溢れてきました。

ひとしきり泣いたあとは不思議なくらいスッキリしました。溜めていたものを全部吐き出したようでした。思いっきり泣きわめくことでストレス発散できたのだと思います。冷静になってから文太に「ゴメンな。おかあはん、もう大丈夫やで。ありがとうな。」と謝って仲直りしました。

それ以来、頑張りすぎたらアカンな〜と思うようになりました。犬は飼い主の考えていることを本当によく理解し、微妙な感情を感じ取っていると思います。私がイライラするとどうしてもそれが文太に伝わってしまい、いい結果が出ないのだと思いました。開き直り第二弾です。

文太はフォレストガンプやからな〜。ちょっと他の子よりスローやけど、純粋で真っ直ぐないいコ。究極の親バカですが、そう思ってあまりカリカリしないようにしました。おしっこ掃除も「文太のおかげであちこち掃除してきれいに出来るワ♪」と思うようになりました。そうするといつの間にかおしっこの嫌がらせもなくなっていったのです。
(フレンチブルドッグ文太部長のロハスな毎日 2006年4月30日の記事より加筆修正)
   
   
 
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