ドッグフェイム 文太との生活も、始めから順風満帆だったわけではありません。
犬一年生と飼い主一年生の、苦労と闘いの波乱万丈な日々の話。
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1歳の変化
私にとって「文太の1歳」というのは劇的にオトナへと変化した時期でありました。その変貌ぶりは飼い主である私が戸惑ってしまうほどでした。

文太の誕生日は5月3日なので、去年のGWを過ぎてからぐらいの話になるのですが、ちょうどその頃今の仕事の準備などでいろいろとすることが増えてきました。それまでは毎日3〜4時間おきに文太と遊んでおり、随分おとなしくしてくれる時間が増えてきたとはいえまだまだ私の後をことあるごとに追いかけてストーカーをする日々が続いていました。これから忙しくなって遊ぶ時間が減ってきたら文太を説得させるのは大変やなぁ。大丈夫かなぁ。などと心配していました。

そして、いよいよ今日はあれもこれもいっぱいせなあかんことがある!という日。「文ちゃん〜、おかあはんな、今日はものすごく忙しいねん。お仕事いっぱいあんねん。だから文ちゃんはおりこうでねんねしといてくれる?」というと、いつも遊ぶ時間なのに遊んでくれないので初めは「え〜。遊んでくれへんの〜?」と不満顔でしたがそのうち不貞寝をはじめました。とりあえずホッとしつつ、パソコンの前で仕事を続けました。

その間、文太はというと・・・遊びを催促することもなく寝ています。ひたすら寝ています。起きる気配も私のことを気にする気配もありません。自分でお願いしたくせに、そうなるとだんだん心配になってきました。「え?何?文ちゃん、なんでずっと寝てるん??(←そりゃ、私がそう言ったからですが。)しんどいの??」  いつもハイパーな文太があまりにもおりこうで寝ていることにびっくりして、どこか具合が悪いのかと思いました。

どうにもこうにも心配になってきて寝ている文太を起こして「おかあはんと遊ぶぅ〜♪?」というと、「遊ぶ!遊ぶぅ!」といつもの元気です。なんや、元気なんやん。「おりこうにしていてほしい」と思いつつ、「遊ぼ、遊ぼ!」とねだられるのを私自身が期待していたのかもしれません。なんとも拍子抜けした複雑な気持ちでした。

その日以来、私が仕事をしている間昼間はずっとおりこうに寝てくれるようになりました。当時はすることがたくさんあったので実際問題遊びを催促されると困ってしまうので結果的には良かったのですが、今まであんなに毎日楽しそうに私と遊んでいた文太が、全然平気で私のことに構わず寝るようになったことは私としてはものすご〜く寂しいことでした。

更に寂しいことに、今まで私のストーカーでいつでもどこでも1日24時間おかあはんと一緒じゃなきゃイヤ!だった文太が、本気で寝たいときは私のいる部屋から自分から出て行って、お気に入りの自分のベッドで寝るようになりました。それは今もそうなのですが、初めて文太が私のそばから離れてひとりで寝に行ったときの私のショックといったら!

また、それまでは冬の間毎晩同じ布団で腕枕で寝ていたのですが、だんだん暑くなってきたということもあり、さすがに布団が暑くなって来たのか布団に寄り付かず自分のベッドで寝るようになりました。そうなのね、おかあはんより涼しい方を取るのね・・・。文ちゃんったらオトナになったのね・・・。フッ。

あの文太が・・・。私が出かけただけでおしっこ漏らしてた文太が・・・。分離不安で悩んでいたのは何やってん・・・。留守番できへんって落ち込んでたのは何やってん・・・。いや、まぁ、いつまでも自立できへんのも困るねんけど、今の状態は喜ばしい変化やねんけど、何か複雑・・・。と、そんな感じでした。

「一体いつになったら落ち着いてくれんねん!?」と何度も思いましたし、「この子はもしかしてこんな性格で一生このままなんかなぁ?」なんて思い始めていた頃だったので、そんな急激な変化に私の方が戸惑っていました。文太がマザコンということもありましたが、私も負けないぐらい文太に依存していたんだなぁ、と改めて思いました。

そんな、ちょっと寂しい変化だけではなく、嬉しい変化もありました。それは、今まで散々嫌がっていたお手入れなども大人しくさせてくれるようになったことです。それまではブラッシングをしようと思えばブラシにじゃれて噛み付いてくる、散歩の後の足拭きもタオルにじゃれてくる、耳掃除も嫌がって暴れる、という状態だったのですが、その頃からブラッシングすると気持ち良さそうにうっとり〜とするようになり、足拭きも耳掃除もおとなしくさせてくれるようになりました。

「リラックスポジション」を嫌がらずにできるようになったのもこの頃からです。散歩のときの踏ん張りもなくなって(「お散歩バトル」参照)私の言うことを聞いてくれるようになり、やっと私も文太に信頼されるようになったのかな〜、と思えるようになりました。

また、それまで散々困らされ悩まされ続けてきたおしっこ地獄にもようやくピリオドを打つ日が来て、1歳を過ぎてからトイレの粗相は一切なくなりました。(トイレに駆け込みフライングでちょっとはみ出ることは今でもたまにありますが。)

そのように文太が急に落ち着いておりこうに言うことを聞いてくれるようになったのは1歳頃のことでしたが、もちろん個体差もあるのでもっと早くオトナになる子もいれば1歳を過ぎてもまだまだやんちゃな子もいると思います。でも、しつけは根気。私なんか文太が1歳になるまで8ヶ月もかかったわけで・・・。

一日二日で効果がでなくても、諦めずに地道に続けていくことでいつの日かできるようになる日が絶対にくると思います。諦めて犬の言いなりになってしまうと、それこそ信頼関係が崩れて問題行動と言われることが出てくると思います。また、しつけに「終わり」はありません。犬が生きている間一生続けていくものだと思います。文太も今は随分落ち着いたとは言え、毎日の遊びは欠かしませんし、おとなしくしているときに「おりこうやねぇ。」と褒めることは続けています。ヒマがあればマッサージをしてあげて触れ合うことも毎日しています。そうしてこれからもずっと文太と絆を深めていきたい、いつの日か迎える最期のときまで、一日でも長く楽しい毎日を過ごしたいと思っています。
(フレンチブルドッグ文太部長のロハスな毎日 2006年7月1日の記事より加筆修正)