文太のお気楽ライフとドッグフェイム情報 last update 2013/06/24 14:56
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フレンチブルドッグとの出会い

2月19日 日曜日

今、フレンチブルドッグを飼ってる皆さんはどんなきっかけでフレンチを飼うことになりましたか?また、他の犬種を飼ってる方も同じくどんな理由で今の犬種を飼うことにしたのでしょうか?

私は中学1年生のときに始めて犬を飼いました。知り合いからもらってきた雑種の子でした。その子はあいにく3歳のときに原因不明の病気で突然死してしまいましたが、その次に飼ったのも雑種の子でした。この子はもともと迷い犬でしたので、はっきりした年齢はわかりませんが、私たち家族とは14年一緒に暮らしました。そのほかにも、去年亡くなってしまいましたが猫もいました。その子も犬の散歩中に偶然出会って、私が拾ってきた猫でした。うちの子たちはみんなもちろん血統書なんてないし、本当の誕生日さえはっきりわからない子たちでしたが、間違いなく私たちのかけがえない家族の一員でした。そんな風に、今まではたぶん神様が与えてくれた縁で私たちの家族となってきたので、実は前まで「お金で命を買う」ということにはちょっと抵抗がありました。(この考えはあとで変わってきますが、そのことはまた後日・・・。)

そんな私が初めてフレンチブルドッグのことを知ったのは、6年ぐらい前のことでした。「あんたにそっくりな犬がいる!」友人にそう言って教えてもらったのが『フレンチブルドッグ』でした。ぶっ、ぶさかわいい・・・。ぺちゃんこの鼻、ピンと立った耳、離れた目、口いっぱい広げて舌を見せている笑顔、ちびこいのに妙に筋肉もりもりの体。私を犬に例えたら、間違いなくフレンチブルドッグです。我ながらものすごく親しみを感じて、写真で見ただけでもう釘付けでした。

そのときは今ほど飼育数もなく、実際にフレブルに会ってみたこともなかったのですが、一度その存在を知って以来、すっかりフレンチブルドッグのとりこになってしまいました。いつかフレンチブルドッグを飼いたいと思うようになりました。犬を飼いたい、というよりフレンチブルドッグと一緒に暮らしてみたい、と。そのときは仕事もあり、犬を飼って育てられる状況ではなかったので実際に飼うことは考えていませんでしたが、いつか絶対フレンチブルドッグと一緒に暮らすぞ!と夢見るようになりました。

それから数年経ち、2004年夏、諸事情によりそれまで勤めていた会社を辞めることにしたので、本格的に待望のフレンチブルドッグを飼うことを考え始めたのです。

その後の話は来週のお楽しみ!



フレンチブルドッグについて

2月26日 日曜日

先週は、私がフレンチブルドッグのことを知ったきっかけのお話をしました。今日はフレンチブルドッグについてと、私がフレンチを飼う決心をするまでのことについてお話したいと思います。

本格的にフレンチブルドッグを飼うことを考え始め、ネットや本でフレンチについて調べました。たとえどんなに見た目がかわいいからと思っても、例えば「毎日一日3時間の運動量が必要」とか、「しつけにはプロの訓練が必要」とかいう犬種なら、私には飼う自信がないからです。

実際に飼うとなると、その子の一生に責任を負うことになるので、ただ「かわいいから!」とか「一緒に暮らしたい!」だけで気軽に飼うわけにはいきません。動物はモノではありません。人間のおもちゃではありません。感情を持った生き物です。人間の都合のいいときだけかわいがる、というわけにはいかないのです。ペットとなる動物は自分で飼い主を選ぶことはできません。自分自身の生き方でさえ、自分で選ぶことはできません。有無を言わせず自分の一生を飼い主となる人間に託すことになるのです。


だから、『ひとつの尊い命』を預かる人間は「ペットに癒されて幸せな時間を手に入れる」と同時に金銭的にも時間的にもそれなりの犠牲と覚悟も必要なのです。どんな動物であれ、ちゃんと育てられる環境と何があっても最期まで自分がすべて責任を持つ、という自信と覚悟と愛情がなければ命あるものを飼うべきではないと思っています。

そういうわけで、真剣にフレンチについて調べてみました。

「明るくて活発、無駄吠えもほとんどなし。温和で人好き。頑固なとこもあるが飼い主さんのことが大好きの甘えん坊。」

ん〜。ますます魅力的。

「ボールを追いかけたり、おもちゃをガジガジしたり振り回したりする遊びが大好きだけど、運動欲求が強い犬種ではないので、長時間の散歩の必要はなし。頭がいいのでしつけもすぐに覚える。」

へ〜。そうなんや。

「体臭もなく短毛なのでお手入れが楽。顔のしわの手入れを忘れずに。暑さに非常に弱いので温度管理に注意」

しわの手入れと温度管理ね。うん。これなら私にも大丈夫そう。

その他にも、実際にフレンチを飼っていらっしゃる方のホームページもたくさん拝見しました。(当時は今ほどブログは多くありませんでしたが。)こうしていろいろ調べていくうちにもどんどんフレンチブルドッグに惹かれていき、自分でもちゃんと責任を持って面倒を見られそうだという自信もついて、ようやくフレンチブルドッグを飼う、という決意を固めました。

それから、フレンチブルドッグのしつけや育て方の本を4冊も買いこんで早くも脳内飼育が始まりました。犬を飼うのは初めてではないとはいえ、純血種を飼うのは初めてですし、以前飼っていた時は私が主に面倒を見ていたわけではないし、良くも悪くも昔の飼い方でした。ですから、仔犬を迎える前にしつけの仕方を頭に入れておこうと思ったのです。それと、実際に飼える時が来るまで、犬がいる生活を想像してにやにやしていたりして、早くも幸せな気持ちになっていました。

実際に飼ってみるとその魅力は想像以上のものでした。「飼うとハマる」といわれる意味がよくわかります。フレンチを飼っている皆さん、どんなところが一番好きですか?


文太は良くも悪くも「犬」ではないという感じがいつもしています。溺愛のあまり擬人化している、ということではなく、なんか別の生物というか、生き物図鑑で言うと「犬」のページではなく、別冊に「フレンチブルドッグ」という項目のページがあってもおかしくないような・・・。おならは臭いし、いびきはうるさいし、時々びっくりするぐらいおっさん臭い時もあるし。そのくせものすごく甘えん坊でいつも体のどこかをぴったりくっつけてきたり、私の行くところへどこでもついてきたり。かまってもらえないとすぐにスネたり。

どの犬もそうだと思いますが、フレンチブルドッグは本当に表情が豊かです。その表情を見ているだけで何を考えているのか、どんな気分なのかがすぐにわかります。嬉しいときは目が輝いて体中で嬉しさを表現します。悲しいときは涙でも流しそうな表情でしょんぼりします。フレンチブルドッグは特に飼い主依存度が高い犬種だと思います。たっぷり愛情を注いであげると、それを倍にして返してくれると思います。そういうところがもうかわいくて愛しくてしょうがありません。

今は私の言うこともよく聞いてくれるようになり、本当に文太がいてくれて良かった、と心から感謝しています。ただ、仔犬時代はそれはそれはたいへんでした。しつけの苦労はある程度覚悟していたつもりでしたが、本に書いてあることをそのまま鵜呑みにした自分の愚かさを恨み、自分の考えの甘さを痛感しました。育犬ノイローゼになるかと思った時期もありました。その苦労話はまた追々じっくりとしていきたいと思います。

来週は文太との出会いについて書きま〜す。



文太との出会い 〜前編〜

3月5日 日曜日

先日、JKCで2005年度の犬種別登録頭数が発表されていました。(興味のあるかたはこちら

,,3位は去年と変わらず、ダックス、チワワ、プードルの順。で、フレンチブルドッグはというと、2004年度の8797頭、17位から大きく順位が上がって11057頭で13位でした。フレブル飼いとしてはこの数字の伸びは嬉しい反面、複雑な思いです。

もちろん、同じようにフレンチを可愛がってくれる家族が増えて、仲間が増えるのは単純にとても嬉しく思います。でも、心配なのはその裏では必ずと言っていいほど命をおもちゃにする人間が現れてしまうということです。それはフレンチに限らずどの犬種でも同じことですが。人気が出るということは「売れるから」と無理な繁殖をする悪徳ブリーダーが出てきてしまいます。そして、まるでファッションのように「かわいいから」「流行しているから」と簡単に買ってしまう人も出てきてしまいます。


もちろん、最期まで責任を持ってかわいがってくれるのならそれでもいいと思うのですが、残念ながら世の中には「世話ができない」などいろんな理由でびっくりするほど簡単にペットを手放してしまう人がいるのも事実です。そもそも、犬に流行があるのがおかしな話だと思うのです。飼う前に、繁殖させる前に、もう一度命の大切さをよく考えてほしいと思います。・・・と、このブログをご覧いただいている方の中にはそんな無責任で非情な人はいないと信じていますので、ここでそんなことをブツブツ言ってもしょうがないのですけど。

私もフレンチブルドッグを家族として迎える決意をしてから、どこからどうやって購入するかもいろいろ調べました。価格は、と・・・。他の犬種と比べて結構高めです。でも一頭当たりに生まれる仔犬が34頭と少なくて、頭が大きいのでほとんどの場合が帝王切開になるからだとか。ふむふむ。なるほど。あるサイトにあった「フレンチの繁殖と飼育はものすごく手間がかかるのでその分高額になる。逆にあまりに安価で売っているブリーダーやショップは金儲けのために乱繁殖して、ろくに仔犬の世話もしていない可能性があり、いろんな疾患がある場合が多いので絶対にやめた方がよい。」という記事を読んで納得しました。

いろんなブリーダーさんのサイトを拝見していくうち、良いブリーダーさんは本当に犬のことを考え、気の遠くなりそうなぐらいブリーディングの勉強をして、いろんな努力と苦労をされて繁殖されているということを知りました。ただ単に「犬に子供を産ませて売っている」というわけではない、と。

そこで「命をお金で買う」という以前の私の考え方が変わりました。どんな命でも値段をつけることなんてやっぱりできないんだと思います。私の勝手な解釈かもしれませんが、仔犬の値段、それは命の値段ではなく、これから十数年家族として過ごす犬の生命をこの世に授けてくださり、丈夫に育ててくださった方への謝礼なのだと思います。ですから、金儲けしか考えていないような人にお金なんてびた一文払いたくないので、仔犬選びはよく考えて慎重にしよう、と思いました。

まだ仕事を辞めるまでには時間がありましたし、焦る必要は全然ないので、とりあえずネットで調べて、これはと思うブリーダーさんと、仔犬がいればいろんな犬舎を見学させてもらって、どれだけ時間がかかっても自分が一番納得のいく形で仔犬を迎えようと思っていました。

そうやって調べていくうちに見つけたのが京都にあるフレンチブルドッグ専門のショップでした。普通のペットショップと違って店頭とは別に保育所があり専属のトレーナーさんもそこに何人かいて、普段はそこでのびのびと他の仔犬と遊んだり、定期的に運動をしたり、しつけをしたりしているとのこと。(ただし、現在は何か事情があるようで、その保育所があるのだかないのだかよくわからないような状態になってしまっています。)

ブリーダーさんじゃなくてショップだけど、ガラスケースに陳列されているわけじゃないし、なかなかよさそうです。ほかとは違うコンセプトも気に入りました。ここなら一応国内外の優良ブリーダーから健康優良な仔犬だけを厳選しているそうで、ちゃんとした世話もしているようだし、何よりも仔犬に対しての愛情が感じられました。

兎にも角にも、その店は当時住んでいたところから近かったし、フレンチの仔犬を実際に見てみたいということもあり、一応購入先の候補のひとつとして見学に行くことにしました。

行ってみると店先にはブリンドルの女の子がいました。ああ、これが夢にまで見たフレンチの仔犬!!やっぱりかわいい〜〜〜。消毒を済ませて一緒に遊ばせてもらいました。おぼつかない足取りであっちへ行ったりこっちにきたり。かと思えば靴紐を一生懸命噛んでみたり。遊んでもらっているのが嬉しくてしょうがないという感じでした。・・・でも。

そのコは本当に元気いっぱいで愛嬌があってカワイイのだけれど、何かが違う。『このコだ!』という感覚はありませんでした。実際に仔犬を見たら連れて帰りたくなるかも、と思っていましたが、この子は運命の子ではないんだな〜、と思いました。

店頭にはそのときはその子しかいなかったけど、保育所の方には何匹か別の子がいるというので、資料を見せてもらいました。その中に『文太』がいたのです。(当時は別の仮称で呼ばれていましたが。)写真を見た瞬間ぞくぞくしました。「この子だ!!」と思いました。お店の人のお勧めは、ブリンドルのがっちりした男の子だったけど、私はもう『文太』に釘付けでした。絶対この子がいい、絶対この子がいい、絶対この子がいい!私の中の第六感が訴えていました。

でも、そのときは「とりあえずフレンチの仔犬を見てみたい」という目的で来ただけであって、まだ何の準備もできていないし、保育所にいる仔犬全部の資料をもらっただけでその日は帰りました。

3ヶ月ごろのボク♪ 一目惚れした幼きころの文太

なんだかすごく長くなってしまったので、続きは来週に!



文太との出会い 〜後編〜

3月12日 日曜日

先週は京都のとあるペットショップで文太の写真を見て「ビビビ!」ときた話をしました。今日はその続きです。

その日うちに帰ってからも心の中では保育所にいるあの仔犬のことでいっぱいでした。まだ実際に会ったわけでもないのに。何度も何度もあの子の写真を眺めてみました。あの子がうちにいて一緒に暮らしているところを想像するとわくわくしました。もはや自分の犬のような気持ちになってしまっていました。でも、そのときはまだ仕事を辞める1ヶ月前。今家族に迎え入れてもちゃんと面倒を見られません。ちょっと冷静になって考えてみようと思いました。

いやいや、あかん、あかん。こんなに慌てて決めてしまったらあかんやろ。もっとじっくり考えていろんな犬舎、いろんな仔犬を見せてもらってから決めるはずやったやん。あの子のほかにももっといい子がいるかもしれへん。今飼えへん状態やねんやったら、あの子は運命の子じゃないのかも・・・。

そう思ってそれからまたインターネットで仔犬情報を片っ端から見てみました。どの子もかわいいけど正直みんな似たり寄ったりに思えました。あんなにはっきり「この子!」と思える子が他に見つかりません。どうしよう。本当にあの子が運命の子なのかも。でも、実際に会ってみるまではまだわからない。・・・でも、そうこうしているうちにあの子が他の家族の元に行ってしまったら?

堂々巡りで考えあぐねているうち、どうしても一度会いたくなってしまいました。会って確かめたかったのです。あの子が本当に運命の子なのかどうか。会えばまた印象は変わるかもしれない。こないだ店にいたブリンドルの女の子のときのように「このコじゃない」と思うかもしれない。いてもたってもいられなくなったので、その週末、保育所から店頭に連れてきてもらって会う約束をしたのです。

そして、約束の8月末の土曜日。『文太』と初めての対面。それまでケージでお昼寝していたという彼をショップの人が連れてきてくれて私に渡してくれました。初めて文太をこの腕に抱いた感触は今でもはっきりと覚えています。彼はまだ眠いのか抱き上げると私の腕の中で寝てしまいました。時々目が覚めて私を見上げては「あんた誰?」とでも言いたげな顔でじっと見つめています。うるうるした瞳。小さくて、頼りなくて、かわいくて、愛しくて・・・。私は子供を生んだことはないのですけど、文太を抱っこした瞬間、それはそれはもう・・・

母乳が出るかと思いました。

そうこうしているうちに文太は起きだしてうろうろし始めました。色んなものに興味津々であっちへ行ったりこっちへ来たり元気いっぱいです。名前を呼ぶと嬉しそうに私たちの方に近づいてきて手や足にじゃれついてきました。そのとき私はもう「この子はうちに連れて帰る!」と決めていました。いや、正確に言うと、初めて文太の写真を見たときから私の心はもう決まっていたのだと思います。

でも、一応健康状態についてはお店の人に確認しました。それまで病気等一切ない健康優良児とのこと。しつけの本に書いてあったとおり、身体の状態もしっかりこの目で確かめました。目がイキイキしているか、目ヤニで汚れていないか、耳の中が清潔できれいか、悪臭はしていないか、お尻周りは汚れていないか、鼻は湿っているか、口の中が悪臭がしないか、等々。毛艶もよく、皮膚にも異常は見られません。よし、合格!

お店の人から生命保障等の説明を受け、購入手続きをして引き渡しを次の週の土曜日に指定し、その日はお別れしました。

そして、200494日、待ちに待った日。文太が家族になる日です。やっとこの日が来た!準備は万端、車でお店まで迎えに行きました。お世話になったお店の人と、保育所のトレーナーさんに最後の挨拶をしてとうとう我が家へ!文太は車中、お店でいただいたメッセージ付きの段ボウル製キャリーケースの中でごそごそしていました。「ボク、どこに連れて行かれるの?」と不安そうに時々中から見上げています。「大丈夫。これからずっと一緒やからね。これからいっぱいいっぱい、楽しいことしような。」

この日の私は本当に幸せそのものでした。嬉しくて嬉しくてしょうがありませんでした。これから文太との楽しい毎日が待っているかと思うとわくわくして興奮していました。

そう。このときの私はまだ知らなかったのです。

文太との楽しい時間以上に、今後始まる仔犬育ての悪夢の日々が待っていようとは・・・。

 ウォークマンのサルのCMを真似してみました。 かわいさ満点や!

来週からは天使の顔をした悪魔君との格闘の日々のお話でーす。



文太が家族となった日

3月19日 日曜日

今日はまず、最初に懺悔します。

今までペットを飼うことについて、さんざんえらそうに能書きをたれてきましたが、実は文太を飼うことを決めたのはほとんど衝動的でした。もちろん、犬を飼うつもりではいましたが、もう少し環境が整ってから仔犬を迎えるつもりでいました。でも、予定より早く「運命の子」に出会ってしまったがために、何かとしなくてもいい苦労をするはめになってしまったのです。ま、それは自業自得ですし、そんな犠牲を払ってまでも文太と出会えたことは価値のあることだったと思うのでいいのですが・・・。

「文太との出会い」で言ったように、文太を迎えたとき実はまだ会社を辞める前でした。9月末日で退社することになっていたので、まだ約1ヶ月弱あったわけです。それでも楽天的な私は「なんとかなるやろ♪」と考えていました。そう思う根拠は一応ありました。

一つ目は、以前仔犬から犬と暮らした経験です。当時私は中学生で母が主に面倒を見ていましたが、文太のときほど仔犬育てに苦労した覚えはなかったのです。毎日学校から帰って来て仔犬と一緒に遊ぶのが楽しかったという記憶しかありませんでした。また、母からそんなに大変だったという話も聞いたことがなかったので、まぁ大丈夫だろうと思っていたのです。二つ目は、世の中共働きの夫婦や一人暮らしの方でもペットを飼ってらっしゃる家庭はごまんとあるわけで、皆さんうまくやっておられるようなので、1ヶ月ぐらいなんとかなるやろ、と。

初めのうちはちょっとかわいそうかもしれんけど、保育所でもおりこうでよく寝てたって言ってたし、お昼に様子を見に会社から戻って、ごはんあげてちょっと遊んであげれば大丈夫やろ、と。毎日お昼に帰るのはちょっと大変かもしれんけど、それぐらいはやってあげやな。そうすればなんとかなるやろ。ハクナ・マタタ♪ハクーナ・マタータ♪♪と呑気に構えていました。

実際、なんともならなかったわけですが。

文太を連れて帰ってきた日、いきなり自分の考えの甘さを思い知らされました。最高に幸せな気分で家に帰ってきたのですが、仔犬のしつけは家族となったその日から始まります。なまじしつけの本を何冊も読んでいたために、その日から私はしつけマニュアル思考に凝り固まった教育ママになっていました。

マニュアルその 〇童い魴泙┐親はかまいすぎず、ゆっくり休ませて落ち着かせましょう。

ちょっとだけ部屋で遊ばせて幸せ気分を満喫したあと、用意していた文太スペース(サークルにベッドとトイレを置いたもの)に「これからここが文ちゃんのおうちよ〜。今日はゆっくり寝て、起きたらまた遊ぼね♪」と言って閉じ込めました。

現実その ‘輿蓋知らぬ人間に見知らぬところに拉致され、一人ぼっちにされてゆっくり寝るわけがありませんっ。

すぐにキュンキュン鳴き始めました。

マニュアルその◆〔弔い討睫技襪垢襪海函もしくは天罰法で。

そうそう。鳴いてもここで構ったらあかん。「構ってほしかったら鳴けばいいんや」と学習しよる。かわいそうやけど、無視、無視、無視・・・・

現実その◆.ュイン、キュイ〜ン・・・・キャン、キャン・・・・ギャン、ギャン!・・ギャオ〜ン!ギャオォ〜〜〜ン!!・・・・しまいには遠吠えです。

夢にまで見た仔犬。私の小さい宝物。その子がこんな悲しそうな声で鳴いてるのを無視できる人がいたらお目にかかりたいです。

マニュアルその ハウスにいてもおもちゃを与えるなど犬が寂しがらないような工夫をしてみましょう。

おもちゃ、おもちゃと。はいは〜〜い。さっき遊んでたおもちゃですよ〜〜!ほら、文ちゃん、さっき楽しそうに遊んでたやろ?このおもちゃ、気に入ったやろ?はい。あげる!この子と一緒にねんねしよっか〜?

現実その おもちゃをハウスに入れてもまるで無視。

おもちゃが欲しいわけではないのです。一緒に遊んでほしいのです。さっきあんなに楽しそうに振り回していたおもちゃがそばにあっても、まだ悲しそうに不安そうにサークルの中から私の顔をじっと見つめています。

マニュアルそのぁ”屋を暗くして時計をそばに置いたり、ラジオやテレビをつけっぱなしにして安心させましょう。

時計、時計、と。テレビの音もちょっと大きくして、と。サークル全体にカバーをかぶせて中を暗くしてみるか。

現実そのぁ〜瓦効果なし。そんなことで騙されやしません!!

はっ、話が違うやないの!!しつけの本通りにうまいこといかへんやないの!!

とにかくサークルに慣れてもらうために、サークルに入れたまま私がその横でやさしく声をかけながら一緒に添い寝してみました。すると、ようやく安心したのか寝始めました。でも、すやすやと寝ているところを見計らってそーっとそばを離れて部屋を出るとすぐに気付いてまたキャンキャン鳴きます。しばらく無視してたらまただんだん鳴き声がひどくなってギャオ〜ン、ギャオ〜ン・・・で、またそばで添い寝、の繰り返し・・・。うちに来た日はそんな感じで、次の日の日曜日も同じような状態でした。

どうしよう・・・。こんな状態で何時間も留守番なんか絶対できへんし、心配でひとりにしておかれへん・・・。なんとか頑張ろうと思いましたが、所詮2日で慣れさせようと思ったのが無理なようでした。やはりこの状態で留守番させるのはどうしてもかわいそうだったので、ある決意をしました。

この頃まだこんなにチビコやってんで〜。 ボク、この先どうなるん?

続きは来週のお楽しみ!



文太、里子生活の巻

3月26日 日曜日

文太がうちにやってきて二日目、しつけ本のマニュアル通りには全くうまくいかず、自分の考えの甘さを痛感し、次の日からひとりで留守番させておくつもりでしたが、どう考えてもそれは無理そうだと思った私はある決意をしました。それは、文太を迎える前に万が一無理だったらそうしよう、とちらっと思っていたことでしたが、まさか本当にそうなるとは思ってもいなかったこと・・・。

それは何かと言いますと・・・ズバリ!!里子に出すことです。・・・と言ってももちろん他人の手に委ねるのではなく、私が仕事を辞めるまでの一ヶ月間、私の実家に預かってもらうことにしました。そして、私も文太と一緒に実家に居候させてもらって実家から通勤し、昼間は両親に面倒を見てもらうことにしたのです。幸いなことにうちの両親にそのことをお願いすると、むしろ仔犬が来ることを喜んでくれて「なんやったらこのままうちの子になってもエエよ♪」と何度も言われました・・・。

そういうわけでその日の夜、ドナドナド〜ナ〜ド〜ナ〜と文太を連れて実家へ。実家までの1時間半ほどの車中、助手席の私のひざの上で落ち着きなくウロウロしている文太を見てなんだかとても申し訳なく思って、何度も「ごめんな、ごめんな。」と謝っていました。何があっても自分で責任持って育てるって覚悟やったのに、たったの二日で両親に頼ることになろうとは・・・。自分の考えの甘さと不甲斐なさを深く深く反省しつつ、それでも文太を家族に迎え入れたことは絶対に間違ってなかったと信じていたので、ここはひとつ素直にありがたく両親の好意に甘えて協力も得て、これから自分が文太にできることを精一杯しよう、どんな状況でもたっぷり愛情を注いでいこう、と心に決めました。

そんなわけで始まった文太の里子生活。実は一番の被害者は実家のやんちゃ姫、猫のミユでした。突然変なのがやってきて、お気に入りの昼寝&外の監視スポットだった私の部屋への出入りが禁止になってしまったのですから。仲良くしてくれたらな〜と思ってクレート越しに対面させてみたのですが、文太は喜んでいましたが気の強いミユの方が本気で威嚇して噛み付かんばかりの勢いだったので、仕方なく文太を私の部屋に隔離し、ミユをそこには出入り禁止にしておくことにしたのです。プンプン怒っているミユには毎日ご機嫌とっておきました。

その一ヶ月間、仕事は引き継ぎもあり目が回るほどものすごく忙しかったのですが、毎日お昼も食べずに猛烈な勢いで仕事をして、家でできる仕事は持ち帰り、余程のことがない限り5時で仕事を済ませて猛ダッシュで文太の待つ実家へと帰りました。どんなに大変でも帰って文太の嬉しそうな顔を見ると毎日どんなに癒されたことか・・・。

ただ、困ったことに相変わらずひとりにされると鳴くというのは続いていました。両親にも「できるだけ鳴いても無視して、留守番できるように練習させて」とお願いしていたのですが、私と同じく、両親ともにかわいいかわいい子犬が哀しそうな声でキャンキャン鳴いているのを放っておけるわけがありません。父と母は代わりばんこにほとんどずっとどちらかが文太のいる私の部屋にいて文太に付き添ってくれていたようでした。

文太は分離不安だったのだと思います。普段は基本的にはサークルの中にいて、時々外に出して遊んでもらっていましたが、文太が鳴くのは「外に出して!遊ばせて!」と言っているわけではなく、誰かが部屋に一緒にいるとちゃんとサークルの中で一人で遊んだり寝たりしていましたが、一人にされると鳴いていたのです。

分離不安となると、やっぱり「鳴いても無視する」という方法が解決になるとは思えません。じっくり時間をかけて「ひとりでも大丈夫だよ」ということを教えてあげる必要があります。そして、その訓練はやはり私が仕事を辞めてからゆっくり時間をとれるようになってから私自身でするべきだと思い、また鳴くのを放っておくことによって吠え癖がついてしまうかもしれないので、両親にも「鳴いても無視」を強要するのはやめて、とりあえず実家にいる間は文太が鳴かないように誰かが一緒にいてあげることにしました。

この生後4ヶ月という一番の成長期の一ヶ月間にそんな甘やかすようなことをして今後どんな結果になるかわからないという不安はありました。でも、ずっと一緒に暮らすのなら家族にはしつけの方法を統一する必要がありますが、両親にしてみれば文太との生活は1ヶ月という期間限定ですから、思いっきり可愛がりたかったでしょうし、私の勝手で連れてきたのですから私のやり方を両親に押し付けるわけにいかないと思ったのです。それに、私としてもそのときは会社から帰ってきてから数時間という限られた時間しか一緒にいられないのに、帰るなり厳しいしつけをしたくないというのが本音でした。どんなに疲れて帰ってきても文太と遊ぶのはすごく楽しかったので、その一ヶ月はあまり厳しいしつけはせず、トイレのしつけなど最低限のことを教えるだけで、後は楽しく遊んでまずは文太と仲良くなって信頼関係を築いていこうと思ったのでした。

ぐお〜〜〜・・・ぐお〜〜〜・・・ おかげさまで・・・

びよよ〜〜〜ん こんな格好でも爆睡できるようになりました。

来週からはいよいよ本格的な戦いの日々が始まりますよ〜。



掟破りのしつけ方法

4月2日 日曜日

文太の1ヶ月の里子生活が終わり、私も無事会社を退職した200410月。いよいよ文太の本格的な仔犬育て地獄が始まりました。

もちろんかわいくてしょうがないということには変わりなかったし、楽しいことも数え切れないほどあったし、癒されたこともたくさんあったのですが、しつけの面においては本当に困ってしまって育犬ノイローゼになるかと思ったこともありました。

初めのうち私は文太を立派な犬に育てることが自分の使命だと思っているロッテンマイヤーでした。以前にも書いたように、飼い主の責任としてきちんとしたしつけをしようと思い、しつけの本を何冊も買い込んで本の通りにやろうと必死でした。でも、犬は電化製品とは違うんですよね。カメラや携帯電話はマニュアル通りに操作すればちゃんと使えるようになります。でも、動物はそんなわけにはいかないのです。(人間の子供も同じだと思いますが。)ロッテンマイヤーさんから見れば『悪いこと』も天真爛漫なハイジにとっては何らかの意味のある行動なのです。それをわかってあげないことには、うまくいかないのだと思います。

結論から言うと、しつけのマニュアルは絶対ではないと思います。といっても、もちろん本に書いてあることや訓練士さんの意見を否定するつもりはありませんし、私のやり方が正しいと言うつもりもありません。でも、家庭犬のしつけの一番の目的、それは『人と犬が楽しくしあわせに暮らせるようになること』ですよね。ですから、犬の安全が守られること、家の内外で他人に迷惑をかけることがないこと、という大前提さえ守られるなら家庭環境とその子にあった方法があればマニュアル通りにする必要はないと今は考えています。

かく言う私も、どうしてもうまくいかないということが多くて、思いきって脱ロッテンマイヤー、脱マニュアル教信者でしつけ上のタブーと言われることをやってみると意外とうまくいったということがたくさんありました。ですので、今後しつけの話を書く上で一般的にはよくないとされることも出てくるかと思いますが、文太にはそれが一番よい方法だったとご理解くだされば幸いです。

さて、本題ですが、まず一番の課題は留守番ができるようになることでした。ちょうど生後5ヶ月に入ったところでどういう状態だったかというと、前回も書いたように見える範囲に誰かがいると落ち着いていますが、ひとりにされるとパニックになって鳴いてしまうという感じでした。文太のハウス事情ですが、初めはサークル内にトイレとベッドを作っていましたが、文太が鳴く原因がサークルが広すぎて不安なのかと思ったことと、トイレとベッドの区別がいまいちできていなかったのか寝床にしていたタオルの上でおしっこをしてしまうということもあったので、サークルとクレートをくっつけてサークル部分を全部トイレとし、クレートを寝るところとしていました。ハウスはリビングに置いていました。

実家にいたときと同じように、基本的にはハウスに入れて時々遊ぶために出してあげるという方法でいくつもりでしたが、これが一番初めにつまづいたことでした。一応文太が寝たのを見届けて、別の部屋に行くとすぐに気付いて起きてきて鳴き出します。ハウス全体に布をかぶせて外が見えないようにしていても、気付いてしまうのです。

いわゆる天罰方式というのもやってみました。鳴くとバン!とハウスをたたくというものです。天罰方式の一番のポイントは、「飼い主がやったとわからないように大きな音を出す」ことですが、私のやり方がまずかったのか私が叩いているとバレバレでした・・・。そもそも、布をかぶせていても私がそばにいると気配を感じるのか全く鳴きません。そばを離れたとたん鳴き始めるのです。どれだけそーっと離れても、です。ですから、鳴いているときにそーっと近づいても「あ、おかあはん戻ってきてくれた♪」とわかるのか鳴き止むのです。で、大丈夫かと思ってまたそーっと離れると鳴き出す・・・慌てて戻ってきてハウスを叩くと、そりゃもう、私が叩いているとバレバレなわけです。

ハウスにいれてもなかなか落ち着かない文太を見ていて疑問がわきました。本には「犬はもともと穴蔵に生息していたので、暗くて狭いところは落ち着く」と書いていますが、その習性を犬が覚えているならトレーニングの必要なんかないのではないか、ということです。確かに以前飼っていた犬は犬小屋を用意するとしつけなんかしなくても自分から入っていました。そこが落ち着くところだったからでしょう。そもそも、犬の祖先は狼と言われても、愛玩犬として改良されたフレンチブルドッグに野生の狼と全く同じ習性が今でも備わっているとは思えません。人間がかわいがるために改良した犬種に狼の習性を押し付ける方が無理があるように思えたのです。

そこで、普段起きているときは部屋の中に自由にいさせて、寝るときだけハウスにいれることにしました。もちろん、部屋の中の危険なもの、遊んで噛んだり飲み込んだりしてはいけないものなどは全て遠ざけた上ですが。すると随分落ち着いてきたのです。遊び疲れてハウスに入るとゆっくり寝るようになってきました。

そうして落ち着いて寝てくれるようになってから、初めて昼間文太を置いて買い物に行った日のことは今でもよく覚えています。文太がハウスで寝てから30分ほどは部屋にいて、いびきが聞こえるようになってからそーっと家を出ました。家を出てからもしばらくは心配で鳴いてないかどうかを確認するために家の周りを不審者のようにうろうろしていました。で、大丈夫そうだと思い、ダッシュで近所のスーパーまで行き、必要最低限のものだけを買ってまたダッシュで帰ってきました。ほんの30分ほどの外出でしたが、内心ドキドキでした。帰ってみると家の中はしーんとしています。ほっとしたのもつかの間、今度は「い、生きてる?!」と心配になり、買ったものもほったらかしにして文太の様子を見てみました。嬉しそうに耳を倒しています。あ〜、良かった!

そんな風に始めのうちは出ていっても最短時間で帰宅し出来るだけ寝ている間に済ませ、また「出て行ってもすぐに帰ってくる」ということを教えてあげました。私が出て行くと鳴いてる日もありましたが、外で様子を窺っているとしばらくするとあきらめるのか鳴き止んでいたので、なんとなく大丈夫そうかな〜と思いかけたところに事件が起きたのです・・・

ココ、オキニイリノバショ♪ ボクもだんだん賢こなってきたんや。

来週もお留守番ネタ続きま〜す。



脱獄の末・・・

4月9日 日曜日

文太を留守番させるようになってから何週間か経ち、初めのうちは30分ぐらいだったのが、45分、1時間、1時間半、とだんだん留守番の時間を増やしていきました。2時間ぐらいは大丈夫かな〜という感じになったある日、帰ってみるとハウスで寝ているはずの文太が玄関のガラス戸越しに見えるではないですか!

え!? なんでそこにおるねん!?

慌てて玄関の戸を開けると嬉しそうにじゃれついてくる文太。そして部屋の中はというと・・・

なんぢゃこりゃぁ〜〜〜っ!?

という恐ろしい散らかりよう・・・。そう。文太がサークルから脱走して暴れていたのです。

ティッシュペーパーは中身が全部出されて部屋中雲の上のようになっており、ありとあらゆるものが散乱し、部屋のあちこちにおしっことうんちのあと・・・しかもうんちの形跡はあるものの『ブツ』はなく、食べてしまった模様。あまりの惨状にしばらく呆然としつつ、まずは無邪気に嬉しそうに甘えている文太を無言・無表情で抱いて体のチェック。怪我はしてないか、変なものを食べてないか、隅々までチェックし、特に異常はなさそうだとわかるとホッとすると同時に怒りが湧いてきました。でも、現行犯ではないので今怒っても文太には何で怒られているのかわからないため、とりあえず文太をハウスに入れて、独り言のようにブツブツ文句を言いながら散らかった部屋の掃除をしました。

もう一度ハウスの状態を言いますと、サークルとクレートを入り口どうしでくっつけて自由に行き来できるようにし、サークル部分はトイレ、クレート部分は寝るところとしていました。クレートだけで留守番できればそれがベストだったのかもしれませんが、文太はトイレが近いのかストレスからか、クレートだけにしているとクレート内でお漏らし(?)をしていたので、いつでもトイレに行ける状態にしておく必要があったのです。(その状態でいると、一応トイレはちゃんとサークル内のトイレシートの上でしていました。)でも、サークルとクレートをくっつけると言ってももともと別のものなので、サークル部分からクレーとをちょっと押すとすぐに離れて脱出できる状態ではありました。なので、クレートの外側にものすごく重たい本が入ったダンボールを置いて、脱走防止をしていたのです。

でも、火事場のバカ力なのでしょうか、結果的にはそれでも出てこられてしまったのです。人の気配がないので必死で脱出して、誰もいないとわかると怒りからか不安からか、ありとあらゆるものに八つ当たり(?)していたのでしょう。今まで留守番ができるようになったと思っていたのは、ただ単に文太が寝ている間に私が出て行って起きるまでに帰ってきていただけだということです。これには参りましたが、脱獄して悪戯をするとなると困るので、一度私が家にいるときに留守番させるのと同じ状態で文太をハウスに入れ、カバーをかけて私の力でもちょっとやそっとじゃ動かないようなものを置いてそのままに実験してみました。

数分後。

一度脱獄成功したことでコツをつかんだのでしょうか、外で見ているとものすごい勢いで器用に重しをちょっとずつ押しのけて隙間を開け、出てきました・・・。「えへ。ボク、出てきたヨ♪」と私の姿を見つけて喜んでいます・・・。

あかんがなっ!

あの重さを押しのけるとはなんちゅう力やと半ば感心しつつ、また悩みました。絶対に動かないようなものを置いてバリケードを作ろうかとも思いましたが、これ以上のものを作るとなんだか外から見ていてあきらかに「閉じ込めてる」という感じで、不憫に思えてきたのです。それに、そんなことをしても根本的な解決にはならないような気がしました。前にも書いたように、「暗くて狭いところ」は明らかに文太にとって落ち着ける場所ではないようなのです。

留守番のときには退屈しないようにおもちゃなどを与えるといいと本には書いてありますが、文太はどんなに好きなおもちゃでも、私と一緒に遊んでもらいたがって一人では遊ぼうとはしません。一般的には留守番の強力助っ人であるデンタルコングでさえもハウスの中では見向きもしません。かと言ってガムなどは飲み込んでしまう危険性があるので、留守番のときには与えられません。

そこで、思いきって玄関つづきの部屋に留守番の間文太を開放することにしました。文太がリビングでよく寝ていたお気に入りのクッションをベッドにして置き、その隣に一応クレートとトイレも置き、文太が届く範囲にはモノを全て片付けて何もないようにした常態で留守番させることにしました。

初めのうちはやはりそんな状態で大丈夫かどうかものすごく心配だったので、出かけるフリをしてこっそり裏から文太のいる隣の部屋へ入って文太の様子を伺っていました。出かける前には一応コングにおやつを詰めて与え、一生懸命取り出そうとしているときにこっそり家を出ました。(と言っても出かけたのはバレていましたが。)

文太は初めのうちはコングに夢中なようで、ゴロンゴロン転がしてはおやつをむしゃむしゃ食べる音がしています。それが終わるとベッドでおとなしく寝ているようでした。2時間ほど隣で様子を伺ったあと、またこっそり裏から出てきて今度は玄関から帰ってきたフリをしました。喜んで迎える文太。私もこの調子だと大丈夫そうかな〜と部屋を見てみるとおしっこが・・・。でも、それ以外には悪戯もしていなかったので、これからはサークルに閉じ込めるのではなく、部屋に開放したまま留守番させることにしました。

毎日2時間ずつぐらいその状態で留守番をさせました。出かける用事がないときも、出かけるフリをしてまた隣の部屋で時々様子を伺って留守番の練習をしました。出かける前には思いっきり遊んで疲れされたあとでコングを与えて出かけると、鳴きもせずしばらくするとおとなしくベッドで寝ているようでした。文太の届く範囲にモノを置いてなかったこともありますが、かじり癖もなく家の中のものを破壊することもなく、ハウスに閉じ込めて脱獄したときのような悪戯は一切ありませんでした。

ただひとつ、毎回必ずどこかにおしっこを漏らしていることを除いては。

ボクのお気に入りベッド♪ こんな格好で寝てますねん。

〜来週の予告〜 「おしっこ地獄の巻」

乞うご期待(!?)



パピー時代のトイレ事情

4月16日 日曜日

先週までは紆余曲折を経て結局部屋に開放してお留守番させることで落ち着いたという話をしました。ただ、問題は毎回どこかにおしっこを漏らしていたのです。

実は、文太のパピー時期のしつけで何が一番大変だったかというと、トイレのしつけだったのです。逆に言うと、それ以外の問題行動は意外にもあまりありませんでした。

●  食べ物の好き嫌い → 未だかつて与える食べ物を嫌がったことはありません。何をあげても喜んで食べます。子供の頃フードを何度か変えましたが全然問題ありませんでした。今は完全手作り食ですが、どんな素材でも拒否したことはありません。それどころか薬も喜んで食べるほど味音痴(?)です。

 吠え癖 → 初めの頃、甘え鳴きはありましたが、それ以外は要求吠えなども全くなし。

 噛み癖 → 来たばかりのころは歯が痒いのか甘噛みをよくしていましたが、手を噛み出すと遊びを止めたり、噛んでもいいガムなどを与えることで手に噛み付くことはなくなりました。

 かじり癖 → 家具などをかじったり、トイレシートをビリビリにしたりすることは初めから一切ありませんでした。時々靴下や靴などを持ってきてわざと私の前で噛んでみたりしてイタズラをするときもありましたが、私が無視して別の部屋にこもるということを何度か繰り返すと、やらなくなりました。(甘えん坊の文太の一番の罰は『無視』なので・・・)

●  拾い食い → 与えるものは何でも食べる食いしん坊ですが、鼻があまり利かないのか(?)食べ物が落ちていても気付かないので、拾い食いは家の中でも外でも一切なし。

 誤飲誤食 → 食べ物に限らず、落ちているものの誤飲なども一切ありませんでした(もちろん、口にしてはいけないものを床に落とさないように気をつけるようにはしていましたが。)

このように、他のことはあまり苦労しませんでしたが、しつけの基本中の基本であるトイレトレーニング(食糞も含む)には本当に悩まされました。

その前に文太のトイレ事情を説明しますと、まず4ヶ月でうちにやってきて実家で里子生活をしている頃はまだほとんど覚えられていない状態でした。5ヶ月目に入って私が仕事を辞めてずっとつきっきりでトレーニングできる状態になってからは、随分ましにはなってきましたが、まだまだ失敗する確率も高かったのです。サークルとクレートをくっつけたハウス内にいるときは、ちゃんとトイレシーツを敷いているサークルの方でできていましたが、外に出ているときはおしっこのためにトイレに入ることはほとんどなく、そのままどこかでしてしまっていました。

起きてすぐや食後などおしっこをするであろう時間を見計らってトイレに連れていって声をかけながらおしっこを促したりしましたが、おしっこはせずにそのままトイレでスネて寝たりするので「大丈夫なんかな〜?」と思って外に出したとたん、そこでするといった状態が続いていました。

仔犬の排泄は『月齢+1時間間隔』でやってくるのが目安だと本には書いていたのですが、そうなると5ヶ月の頃は6時間置きということになりますが、6時間も間隔はありません。その頃でもまだ昼間は23時間置きにはおしっこをしていたと思います。だいたい同じ時間におしっこをするとも書いてあったので、行動記録(ごはんの時間、排泄した時間、寝た時間、遊んだ時間等)を時系列でメモにしてみましたが、不思議なことに寝る時間、遊ぶ時間はほとんど毎日同じ時間にしていましたが、排泄時間やパターンは日によって全然違うので参考にはなりませんでした。

それでも、毎日毎日来る日も来る日も起きたとき、遊ぶ前にトイレでおしっこさせ、また外に出しているときもおしっこしそうなそぶりを見せるとすぐにトイレに連れていき、トイレでおしっこすると毎回大げさなぐらい褒めてちぎってご褒美のおやつをあげ、外で遊んであげるということを地道に続けた結果、6ヶ月目に入った頃になるとようやく自分からトイレに入っておしっこをしてくれるようになってきました。

そんな風にトイレの成功確率もほぼ100%に近い状態になってきたこともあって、部屋に開放しての留守番に踏み切ったわけですが、これがまた新たな悩みの種となったのです。そう、普段はトイレでおしっこができても留守番となると毎回どこかにおしっこを漏らすようになってきたのです。これも分離不安の症状だったのだと思います。でも、それ以外は特に破壊行動や吠えるなどの問題行動はなかったので、なんとか頑張ってその状態で留守番できるように訓練することにしました。

お布団、サイコウ! 寝ているときは天使、起きてるときは・・・

来週は分離不安との戦いです。



分離不安との戦い

4月23日 日曜日

文太は他のワンコよりもたぶんかなり遅いと思いますが、6ヶ月を過ぎた頃になってようやくトイレを覚えてくれて、部屋の中で遊んでいてもちゃんとトイレでおしっことうんちができるようになりました。ちなみに、その頃はまだ散歩に行っても外では全くおしっこもうんちもせず家の中のみでしていました。外でおしっこをし始めたのは、初めて足上げおしっこをした11ヶ月の頃からでした。文太は何もかもスローな子だったのです。

文太を部屋に開放して留守番させることにしたのはいいのですが、問題は留守番中必ずと言っていいほどトイレではないところにお漏らしをしていました。留守番前にはおやつを詰めたコングを与えて夢中になっているときに出かけていました。留守番のときだけにコングを与えると、『コング=留守番』となって、逆効果になると思ったので留守番以外のときにでも日中何度か与えていました。

それでも、帰ってくるとほぼ毎日おしっこ掃除が待っていました。これにはどうしたものか・・・。本当に悩みました。多分コングの中のおやつを全部食べてしまって、我に返ったときに私がいないことに気付いて漏らしていたのだと思います。ただ、それ以外は鳴くこともイタズラをすることもなくおとなしくベッドで寝ていたのです。

「おかあはんはすぐに帰ってくる」ということを分からせるために、また『出かけたフリ作戦』を決行しました。いつものようにコングを与えていったん玄関から出てこっそり隣の部屋で様子を伺い、コングをごろんごろんする音がなくなったのを確認してからすぐまた玄関から帰ってきました。

この間ほんの数秒。

でも部屋に入ってみるとすでにおしっこのあと・・・・。ガーン!!文太はというと、私が帰ってきて嬉しそうに近づこうとしますが、私がおしっこのあとを見つけて「あーっ!」と大きな声をあげ不機嫌な顔になるので「ゴメンナサイ・・・・」と上目使いに申し訳なさそうに私の顔を見上げています。

帰宅しておしっこを見つけたとき、文太には全く構わず顔も見ないようにして、もくもくとおしっこ掃除をしてまた外に出ました。23分ですぐまた帰ってきて、おしっこをしていなければ褒めてあげようと思ったのですが、その23分の間にも帰ってみるとまたおしっこの跡・・・。文太にしてみればせっかく私が帰ってきてくれたかと思ったのに、無視され不機嫌な顔をして出て行ったのでまた余計に不安になってしまったのでしょう。

2回目のおしっこの跡に愕然とする私を見て、また「ゴメンナサイ」顔の文太。私が帰ってきて甘えたいのにそれを我慢して済まなそうにしゅんとしているのを見ていると「あ〜、この子もわざとやってるわけじゃないんやなー。寂しくて漏らしてしまうんやろなー。」と思うとなんだかかわいそうで、でも、私もどうしていいのかわからず「文ちゃん、おかあはんちょっとお買い物行くだけやねん。すぐ帰ってくるねん。な?独りでも大丈夫やで。」と、文太を抱きしめて体中なでてあげてるうちに涙が出てきました。

どうすればいいねんやろう。どうすればわかってくれるんやろう。何一つ改善の兆しがないことに焦り、苛立ち、この先いったいどうなるんやろう、と不安な毎日でした。

不安を煽る要因もありました。それは、犬を飼っている友達に言われた一言です。私が仕事を辞めたことを知っているので「昼間遊ぼー♪」と連絡があったのですが「いやー、うちの犬がまだ留守番ちゃんとできへんから、長時間の外出は無理やねん・・・」と言ったとき「ハァ〜?だってもう6ヶ月やろ?もう仔犬ちゃうやん。赤ちゃんちゃうねんからいつまでも構いすぎたらあかんで。」と言われたのです。

多分彼女にしてみれば悪気はなかったのでしょうが、そのときの私にとってはかなりショックな一言でした。やっぱり普通の犬は留守番なんかちゃんとできんねんやろな、と思うとどうしようもなく落ち込みました。何をやってもだめなような絶望感に苛まれました。なんでこれぐらいできへんの?と文太を責めたり、なんでちゃんとできるように教えてあげられへんねんやろ、と自分を責めたりする毎日でした。

働いている人たちに飼われている他のワンコは一日に何時間も留守番をしているはずやのに。文太はせいぜい一日2時間までの留守番やのに。なんでこの子はこんなに寂しがりなんやろう。いっそのこともう一匹お友達を飼えば大丈夫なんやろか?

「もう一匹飼う」この考えは何度も何度も私の頭をよぎりました。2匹でいれば仲良くお留守番できるのではないか、と。

そんなとき、散歩中にトイプードルを2匹連れていた通りすがりのご婦人とすれ違い様に犬同士挨拶させてもらっているとき、たまたま多頭飼いの話になりました。そのご婦人は上の子が2歳のときに同じように「留守番がかわいそう」ともう一匹飼うことにされたそうです。そのご婦人曰く、上の子がものすごくしっかりしたおりこうさんだったので、下の子のしつけを全てしてくれて今でもまるでお母さんのように下の子がイタズラをすると注意をし、また面倒を見てくれているので安心して出かけられるとのことでした。

その話を聞いて「もし、今もう一匹飼ったら・・・。」を、もう一度考えてみました。文太がまだ全然自立していない時点で更に仔犬がもう一匹いたら?今でも大変なおしっこ掃除が倍になる・・・。帰宅時、今以上のおしっこうんち地獄、さらには甘え鳴きや脱走騒ぎの地獄絵図が容易に想像できました。「うちは無理や・・・。」と、とりあえずその時点での多頭飼いは間違っていることに気付きました。

やはりどちらにしても文太に留守番をちゃんとできるように、というより独りでいても大丈夫になってもらうしかありません。それにはやっぱり私がしっかりしなくては、と思うようになりました。私が落ち込んで泣いていたりすると文太も不安になるに違いありません。もともと文太はトイレを覚えるのが遅かったのだから、『出来て当たり前』という考えを捨てました。

他の犬はできることが文太はできない。でもできないからと言って嫌いになるわけじゃないし、大切な家族であることには変わりないし、私の文太に対する愛情も変わりありません。覚えるのが遅い、というのも文太の一面なのです。それを全部ひっくるめて受け止めよう、と思ったのです。

トイレなんか失敗してもいいや。できなくってもいいや。掃除したらいいだけやん。この子はそのほかのことは完璧やねん。いっぱいいっぱいしあわせな気持ちと楽しい時間を毎日私にくれてるねん。ちょっとあかんたれ君やけど元気で健康やし、それが一番や!そう思うとすごく気が楽になりました。

それから、一日に何度も出て行っては数分後に戻ってくる、というのを繰り返しました。そのときの留守番時のおしっこ掃除も数え切れないほどしました。毎日毎日、おしっこ掃除のない日はありませんでした。帰ってきたときのおしっこ掃除はもはや日課になっていました。それでも毎日留守番の練習をしました。時間は数分のときもあれば、本当に買い物などに行っていて2時間ぐらいのときもありました。

そうこうしているうちにだんだんとおしっこを漏らしていない日も出てきました。初めて部屋中どこを見渡してもおしっこのあとがないのを確認できたとき、跳びあがるほど嬉しくて、ものすごい勢いで文太を褒めました。それまでは帰ってきてもさりげなく「ただいま〜」と言うぐらいで大げさに構ったりすることはなかったのですが(その後にすぐおしっこ掃除が待っていたので・・・)、おしっこの失敗がない日ができてからは、それが正しいことなのかどうなのかわかりませんが、帰ってきたときに文太とふたりで「喜びの舞」の儀式をするのが常となりました。

それでもまだ完璧ではなかったので、失敗した日は「あ〜、今日はやっちゃったかぁ〜」「うん〜。ごめん。えへへ〜」とがっかりしながらおしっこ掃除、失敗のなかった日は「おかあはん、ボク今日がんばった!」と喜んで私を出迎えるので「きゃー!文ちゃん、良かったなー!頑張ったなー!えらかったなー!」とふたりで喜びの舞。そうしてだんだん喜びの舞が出来る日が増えていき、失敗もほとんどなくなってきたのは8ヶ月目に入ってからのことでした。

でも、ようやくおしっこ地獄にもピリオドが打たれる時が来た、と思ったのは間違いでした。留守番時のトイレの失敗がなくなったかと思ったら、今度は反抗期と思われる「嫌がらせおしっこ地獄」がやってきたのです・・・。



確信犯の嫌がらせおしっこ

4月30日 日曜日

先週までは毎日のおしっこ地獄を乗り越えて、ようやく留守番中でもおしっこの失敗がなくなってきたというところまでお話しました。

留守番のしつけや分離不安について調べてみると、必ずと言っていいほど「外出前の30分は犬に構わない」「帰宅後、犬が落ち着いて静かになるまで無視する」と書いてあります。これは『留守番は特別なことではない』ということを犬に教えるためなのですが、実は私はこれには否定的です。というより、文太の場合はその方法ではうまくいかなかったと言ったほうがいいかもしれません。

というのは、小さいときから文太が起きている間はあれやこれやと本当にいろんなことを話しかけてきましたので、急に私が話しかけなくなっただけで逆に「留守番が始まる!」とバレてしまうわけです。犬って飼い主のことをよく観察していて、そんなことでは騙されないような気がするのです。それに、帰って来たときにあんなに嬉しそうに出迎えてくれるのに、おりこうにお留守番ができて褒めてあげたいのに、最高の笑顔で迎えてくれる文太を無視できるほど私は人間ができていません。

いろいろ話しかけているおかげで文太は本当に私の言葉をよく理解してくれるようになりました。留守番中のおしっこの失敗がなくなってきてから、「おかあはんお買い物行ってくるわな。文ちゃん、おりこうでお留守番しといてな。」というと、スネた表情ではありますが「フン。行ってくればぁ〜」と自分からベッドに寝に行くようになりました。帰宅してからも、「ただいま〜♪」の喜びの儀式をしたあと、トイレに行って得意げに私の顔を見ながらこれ見よがしにちゃんとトイレでおしっこをして、「ボク、トイレでちゃんとおしっこできるよ!これでいいねんやんな♪?」とでも言いたげな嬉しそう顔で近づいてくるようになりました。(この帰宅時のおしっこは現在はしませんが。)よくそこまで成長してくれたものだと本当に本当に嬉しく思いました。

そんなわけでようやく徐々に分離不安も克服しておりこうにお留守番もできるようになったのですが、次に私を悩ませたのは留守番以外のお漏らしです。トイレはもちろんもう覚えているはずなのです。それなのに、気付くと時々トイレ以外のところでおしっこを漏らすことが出てきました。

例えば、私が洗濯物を干しに文太を置いて二階に行っていたとき。台所で料理をしているとき。電話やメールをしているとき。どうも、構ってほしい嫌がらせのようです。文太の方程式を考えてみると

おかあはんが構ってくれない → 腹いせにトイレ以外のところでおしっこをしてみた → おかあはんに怒られた(構ってもらえた)。 やった!成功!イエ〜イ♪

となっているわけです。そんなことでは困ります。そんな風に嫌がらせでおしっこをしても不機嫌な顔になりつつも無視してただもくもくと掃除をするようにしました。しかし、それでも一向に改善される気配はありません。またまたおしっこ地獄の日々が始まりました。

今から考えてみると、これももしかしたら嫌がらせではなく分離不安の症状のひとつだったのかもしれませんが、やっと留守番ができるようになったと喜ぶ私からしてみると、今までで一番腹の立つことでした。

トイレを覚えるまでは分かるまで教えてあげるのが飼い主である私の役目だと思っていたし、留守番中のトイレの失敗も嫌がらせではなく極度の不安からくる病気のひとつだと思っていたので、腹が立つより不安の方が大きかったのです。

それに比べて、今回の失敗は「私が構わへんから漏らしただぁ!?」となってしまうわけです。一難去ってまた一難・・・。一体いつまでおしっこ掃除せなあかんねん!と、不安な気持ちから一転してだんだん怒りが湧いてきたのです。そして、とうとうおかあはん山は噴火しました。

それはある日、台所で掃除をしたり何やかんやで文太をほったらかしにして自分の用事をしていたときのことです。ふと文太の視線を感じて文太の方を見ると少し離れたところに案の定おしっこの跡。あの野郎、またやりやがった!と、怒りつつも文太の顔も見ず黙ってもくもくと掃除をしました。そして、洗面所で雑巾を洗って戻ってみると今度はカーペットにうんちの跡。しかも食べてしまったようでブツはなくなっています。これには怒り心頭。ほぼ現行犯でもあったことから思いっきり怒りました。その後、カーペットの汚れた部分を手洗いで洗濯して2階に干しに行き、戻ってみるとなんと3回目の粗相のあと。それを見た瞬間、マグマが噴火しました。

もう!いい加減にしてよぉ〜〜〜っ!さっき掃除して、カーペットも洗濯してやっと今終わったとこやん!一日何回おしっこ掃除せなあかんのよ!?おかあはんの手だって掃除のしすぎでもう荒れてボロボロやねん!いつまでこんな生活やのよ!?いつになったらちゃんとしてくれるんよ!?おかあはんだってほんとは友達と遊びにも行きたいし、旅行だってしたいし、映画も見に行きたいし、のんびりもしたいし、でも我慢してんねん!文太のために今はやりたいこともやらずに我慢してんねん!!おかあはんだって一生懸命がんばってんねん!もうイヤや!もうこれ以上はがんばれへん・・・・

誰もいない昼間、文太を目の前にして誰に訴えるともなく子供のように大声をあげてわんわん泣きました。それまで抑えていた感情、我慢していたものが一気に爆発した感じでした。当の文太はというと、驚いて目を白黒させながらも私のひざの上に乗ってきて、慰めるように涙をペロペロ舐めてくれました。そんな文太を見てまた涙が溢れてきました。

ひとしきり泣いたあとは不思議なくらいスッキリしました。溜めていたものを全部吐き出したようでした。思いっきり泣きわめくことでストレス発散できたのだと思います。冷静になってから文太に「ゴメンな。おかあはん、もう大丈夫やで。ありがとうな。」と謝って仲直りしました。

それ以来、頑張りすぎたらアカンな〜と思うようになりました。犬は飼い主の考えていることを本当によく理解し、微妙な感情を感じ取っていると思います。私がイライラするとどうしてもそれが文太に伝わってしまい、いい結果が出ないのだと思いました。開き直り第二弾です。文太はフォレストガンプやからな〜。ちょっと人よりスローやけど、純粋で真っ直ぐないいコ。究極の親バカですが、そう思ってあまりカリカリしないようにしました。おしっこ掃除も「文太のおかげであちこち掃除してきれいに出来るワ♪」と思うようになりました。そうするといつの間にかおしっこの嫌がらせもなくなっていったのです。



おかあはんからの手紙

5月3日 水曜日

文太がうちに来てくれてから、毎日楽しくて、

笑ってばかりになりました。

楽しい時間をありがとう。

文太の甘えた顔を見ているとき、スネた顔を見ているとき、

ブサイクでおっさんみたいだけど満足そうな寝顔を見ているとき、

嬉しそうに遊んでいる顔を見ているとき、とてもとても癒されます。

優しい気持ちをありがとう。

文太がいなかったら、多分私の人生で出会うことのなかった

たくさんの素敵な人たちとお友達になることが出来ました。

素晴らしい出会いをありがとう。

文太が元気でいて欲しいと思う気持ちから、

文太の身体にいいことをたくさん勉強しました。

その結果、自分たちの身体のことも気遣うようになりました。

健康への気遣いを教えてくれてありがとう。

文太が元気で健康でいてくれること、

そうさせてくれているいろんなものやいろんな人に

「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。

感謝の心をありがとう。

★ HAPPY BIRTHDAY ★

2年前の今日、生まれてきてくれてありがとう。

うちに来てくれてありがとう。

幸せな毎日をありがとう。

こうしてずっと、ずーっと、毎年この日にお誕生日のお祝いができますように。

一日でも長くこの幸せな毎日が続きますように。



2歳の文太 <その 

5月7日 日曜日

文太も先日無事に2歳の誕生日を迎えることができました。お祝いのメッセージをくださった皆様、ありがとうございました!病気も怪我もせず、元気で丈夫に育ってくれることが飼い主にとっては何よりも一番嬉しいことですね。2歳と言えば、犬の世界ではもう立派な大人です。私が読んだ仔犬の育て方の本の中に「2歳になったときに『良かった』と思えるしつけを」というようなことが書かれてありました。先週まではパピー時期に苦労した話を書いてきました。まだまだ仔犬時代のしつけについて書きたいことはあるのですが、2歳になったということもあり仔犬時代の話はちょっと一休みして、今日は今現在の文太についてお話したいと思います。

<体重>

12.5kg。デカブルの方ですが、これでもちょっとやせ気味で、もう少しお肉があってもいいかも・・・と思っています。他のフレンチより胴が長いので余計痩せてみえるのかもしれません。

<ごはん>

全て完全手作り食です。「ちょっとまじめな話」でも書いていますが、去年の夏ごろアレルギーと思われる皮膚トラブルが発生したので手作りに変えたのですが、手作り食にしてから肌トラブルは一切ないので、やはりフードに含まれる添加物が悪かったのかも、という疑いは払拭できません。(ただし、文太には合わなかったというだけで、全てのワンコによくないという意味ではありません。)

ごはんは今のところ基本的には玄米とたんぱく源である肉や魚と野菜を煮込んだものを与えています。一応カロリーと栄養価の計算もしていますが、いろんな食材を取り入れるようにしていい意味で「いい加減」なごはんです。

生食はやってみたいと思いながらも、スーパーで売っている肉を生で与えるのは抵抗があるので(生で食べるには鮮度があやしいのと、色をよく見せるために肉自体にも発色作用のある添加物をふりかけているという話を聞いたことがあるので)、そのうち信頼できるお肉を買えるようになったら試してみたいと思っています。その代わり、人参や大根、きゅうり、キャベツなどの野菜を生で与えることで酵素を取り入れるように心がけています。毎食ひじきや煮干、干しえびなどを入れたり、時には圧力鍋で魚を骨まで柔らかく煮たものを与えたりしてカルシウムをたっぷり採るようにもしています。

手作り食及び栄養のことについては現在少しずついろいろと勉強中で、今は中途半端な知識しかないのですが、そのうちその知識が自分のものとしてしっかり身に付いたらブログ中でもいろいろお話をしていきたいと思います。(何年先の話になるかわかりませんので気長にお待ちください・・・)

<散歩>

文太は小さい時から散歩は大好きです。と言っても、運動欲求を満たしたいというわけではなく、あちこち散策するのが好きなようです。毎日同じところを行くのは嫌がるので、いくつかある散歩コースをローテーションで行くという感じです。

春と秋は朝・夕(食事前)2回、朝は1時間ぐらいで夕方は2030分(休みの日は夕方も1時間以上行くこともあります)、夏場は朝だけ暑くなる前に5時半頃から1時間、冬場は9時〜10時頃から1時間ぐらい行っています。これも休みの日はもう少し遅い時間に1時間半〜2時間ぐらい行くこともあります。

雨の日は、文太も濡れるのを嫌がるので行きません。その代わり散歩の分、たくさん遊んであげるようにしています。

<お手入れ>

シャンプーは冬場は23週間に一度ぐらい、夏場は1週間〜10日に一度ぐらいです。毎日のお手入れとしては、散歩から帰ってきたときに足を洗って顔と体を蒸しタオルで拭き、ブラッシングをします。特に春・秋の換毛期はできるだけ丁寧にブラッシングをして毛の抜け変わりを促進するようにしています。毎日のお手入れで全身を触って何か異常がないかを確認しています。

耳の中の汚れはイヤークリーナーで汚れたら定期的に掃除しています。爪は長時間の散歩のおかげで切らなくても削れているので時々狼爪が伸びていたら切る程度です。これまで歯磨きをしていなかったのですが、最近やっとガーゼで拭くことからちょっとずつやっています。

お手入れ全般的に、1歳までは嫌がって暴れまわってましたが、今は気持ちいいのかおとなしくじーっとしています。時には寝てしまったりもします。

<去勢>

去勢はしていません。また、今のところ今後もするつもりはありません。交配させるつもりは一切ないのですが、去勢をしていない一番の理由は、全身麻酔をさせることにどうしても抵抗があることと、仮に全身麻酔が大丈夫だとしても、超マザコン犬の文太を『病院に預ける』ということ自体がものすごくストレスになると思うので、心身にかかる負担を考えるとどうしても手術には踏み切れません。

去勢をすることによって精巣系の病気を防げるなどのメリットがあることも重々承知しているのですが、去勢をしていない犬がみんなそういった病気になるということは決してないので、普段から病気を予防し健康でいられることをもっと勉強して出来る限り実践し、去勢のメリットをカバーしてあげたいと思っています。

<普段の生活>

仕事場にも一緒にいるので、買い物に行ったりする以外はほぼ24時間一緒にいます。といっても昼間はほとんど寝ています。パピーのときは留守番ができるようになるまで本当に苦労しましたが、今は日中ほとんど寝ていることもあり、「お出かけしてくるわな〜」というと自分からベッドに行きます。夕方のごはんの時間ぐらいまでに帰ってくれば半日家を空けていても全く問題なくおとなしくおりこうに留守番してくれています。ただ、今のところ夜に留守番をさせたことがないのでどうなるかわかりませんが・・・。(でも多分すねて寝ていると思います。)

散歩の時間以外には毎日欠かさず1520分ぐらいいろんなおもちゃなどで一緒に遊んでいます。パピーの時はもっと頻繁に何時間も遊んでいましたが、今は一日1回です。ブログ中でも言ったことがありますが、市販のぬいぐるみなどのおもちゃはすぐに飽きるので、手作りのおもちゃなどを作ったりもします。ここ最近の一番のお気に入りはペットボトルの中にビー玉を入れてヒモをくくった「ゆずれもん号」です。潰れたらいくらでも新しいのに作り直せるので大変経済的です(安上がりな子や・・・)。

まだまだあるのですが、長くなりそうなので続きは来週に。



2歳の文太 <その◆

5月14日 日曜日

今日は母の日ですね。文太を仔犬からしつけていて気付いたことがあります。それは、文太への接し方や話しかける態度が時々ふと「あー、これって昔子供のときにお母さんが私にしてくれたことやな」と思うことがあるのです。例えば、なんだかんだと文太に話かけながらブラッシングをしていると、昔自分が母親に髪の毛をくくってもらったときの記憶がフラッシュバックのように甦るんです。普段は自分でも忘れていることなので意識してそうしているわけではないのですが、『子供のときに受けた母親の優しさ、暖かさ、安心感』みたいなものを本能的に覚えていて、文太に対して同じような行動となって現れているのかなぁ、という気がします。犬相手にバカな話しかもしれませんが・・・。そんな母にはいつも感謝しています。この場をお借りして、お母さん、ありがとう!

さて、今日は先週に続いて「2歳の文太」について現状をご紹介します。

<トイレ>

トイレは外でも家の中でも両方します。雨の日は散歩に行かないので家の中で済ましています。室内のトイレはレギュラーサイズのトイレシートを4枚敷き詰めた大きさのものです。トイレシートの下には新聞紙を敷いてトイレシーツとともに汚れたらまめに取り替えるようにしています。外では足上げおしっこですが、家の中ではずっと今でも女の子おしっこです。

パピー時代に相当苦労した甲斐があってか、今は粗相も家の中でのマーキングなどもなく、ちゃんとトイレでおしっこ、うんちともにしています。ただ、時々「おしっこ、おしっこ!」とトイレに駆け込む途中にフライングして漏らしてしまい、トイレまでおしっこ道ができているときがあります。(距離にしてトイレから2030センチほどですが)本犬は「ふぅ〜っ!間に合ったぁ。危なかったぁ。」という風におしっこをしているのですが、飼い主としては「ちゃんとトイレに入ってから出してくれっ」という感じです。でもまぁ本犬は間に合ったと満足げなので怒るに怒れないのですが。

<食糞>

パピーの時の話の中ではちらっとしか触れていませんが、食糞も辞めさせるのにかなり苦労しました。しかも、実は今も時々食べてしまうときがあります。今はうんちは朝、夕の決まった時間にしているので(散歩中にすることが多い)すぐに片付けるのですが、朝の散歩に行かなかった日の日中や、夕方出なかったときに夜中にしたときなど、私が気付かないと食べてしまうことがあります。夜中にはうんちをすると私を起こしにくるのですが、私が気付かずに寝たまま起きないと食べてしまうようです。まぁ、そんなに頻繁にあることではないので解決方法は『すぐに片付けること』しかないと、今はもうあきらめました。(一応食べたのがわかったときは怒っていますが・・・)

<寝る場所>

躾上よろしくないと知りつつ・・・布団で一緒に寝ています。これも、仔犬の時にまだトイレがちゃんとできないときはサークルで寝かせていましたが、トイレがちゃんとできるようになったのがちょうど本格的に寒くなりつつある11月の終わりごろだったので寒さが心配だったのと、一緒に寝る幸せを飼い主が一度味わってしまってからサークルには戻せなくなってしまいました・・・。クレートで寝かせているときは夜中に何度も顔を出してはちゃんと私たちがいるかどうか「確認」していたのですが、一緒に寝るようになってからは本当にぐっすり寝られるようになったと思うので、精神的に落ち着くようなのでよしとしています。(あ、何か飼い主の勝手な言い訳っぽいな・・・。)だって・・・・。一緒に寝るのって本当に愛おしくて幸せなんですもん!!(今度は開き直り)

<他の犬に対して>

散歩の時にすれ違う犬への態度はだいたい次の2パターンです。(基準は不明。)

遠くで見つけるなり「伏せ」の体勢になる。

すれ違うまでじーっと立ったまま固まっている

いずれにしても基本的にはすれ違うまでじっとしていてこちらから挨拶に行くことはないのですが、先方の犬と飼い主さんがこちらに近づいてきてくださった場合は、様子を見て大丈夫そうなら挨拶させています。挨拶してもしなくても他の犬とすれ違った後は何故か猛ダッシュしようとします。

<他人に対して>

家族以外の人間に対してはあまり興味はないようです。かと言って決してヒト嫌いなわけではないのですが、なでられていても知らん顔のことも多いです。そうかと思えば自分から寄っていくヒトもいますが、そういう場合はたいてい犬を飼っている方で、その臭いを嗅ぎたいようです。

<今後の課題>

1歳を過ぎてから随分落ち着いてきて、家の中では私の言うことをよく聞き、理解してくれて命令には従い、おりこうにしてくれるようになって今ではほとんど怒ることはなくなったのですが、外に出ると興奮して指示を出してもほとんど無視(というか、聞いていない)ということが多いです。散歩中もだいたいは私の横を歩いているのですが、他の犬を見かけたり興味のあるものを見つけるとひっぱろうとします。特に、上でも書いたように他の犬とすれ違ったあと、何故か猛ダッシュをしたがるので落ち着けるのに大変です。興奮状態になると全く言うことを聞かなくなるので、外にいるときにこそコマンドに従えるようにすることが目標ですが、なかなか遠い道のりのようです。

そのほかにもいろいろ書こうと思っていたことがあったのですが、ひとつひとつが長くなりそうなので、またの機会に・・・。



お散歩デビュー

5月28日 日曜日

ブログ中でも何度か散歩の話をしているように、文太は一日1時間以上は散歩に行ってますが、それにもいろいろ紆余曲折がありまして・・・。今日はその散歩の話をしたいと思います。

まず、文太がうちに来たのは2004年の9月でちょうど生後4ヶ月のことでした。その2週間前に2回目のワクチン接種をしたとこだったのですが、散歩は念のためもう一度獣医さんに診てもらって3回目のワクチンをするかどうか指示を仰いでくださいという話になっていました。早々に獣医さんへ・・・と思っていたのですが、予想外にしばらく実家で預かってもらうことになったので(「文太が家族となった日」 「文太、里子生活の巻」 参照)実家の近所の獣医さんに一時的に診てもらうより、これからずっとお世話になる獣医さんにちゃんと初めから診て貰いたいと思ったので、初めのうちは抱っこで外を歩いたりするだけにしていました。

そして、5ヶ月目に入ってちゃんとうちに迎えてから改めて獣医さんへ。健康診断をしてもらい、ワクチンも3回目は必要ないでしょうということだったので、めでたくお散歩デビューとなりました。初めてのお散歩は怖がってなかなか歩かない子もいるそうですが、抱っこで外に慣らしていたこともあってか文太は初めからいろんなものに興味津々で、おっかなびっくりではありましたがズンズン歩いていました。それでも初めてのお散歩のとき、途中出会ったお姉さんたちが「かわいい〜〜!」と寄ってきてくれるとビビッて「ひえ〜〜!おかあはん、怖いよぉ!抱っこして、抱っこ!!」と私に助けを求めてきていました。そのときは他人が怖いというより、「きゃ〜〜!」という大きな声と急にドタバタと近づいて来られるのが怖いような感じでした。

パピーの頃はいろんな方が散歩中に「かわいい〜」と寄ってきてくださるので、よその人にも慣れさせるため、寄ってきてくださる方にはなでてもらうようにしていました。そうするとそのうちすぐに他人にも慣れてきて、愛想をふりまくようになってきました。(今はあまりよその人には興味ないようですが・・・)他のワンコにも慣れさせるため、先方が挨拶させてくださるワンコには進んで挨拶させるようにしていました。

散歩も初めのうちは家のまわりを1周するぐらいでした。歩くこと自体よりも、外の世界が楽しいのかあちこち行っては匂いを嗅ぎ、まさしく社会勉強をしているような感じでした。しばらくして近所にお友達ができました。ミニチュアピンシャーとチワワのお姉さん、ヨーキーのお兄さん、チワワのお兄さん、年の近いマルチーズの女の子とシーズーの女の子。そのときはまだ文太も小さく小型犬とあまり変わらない大きさだったので、皆さんに優しく受け入れてもらえました。(ただし、体が大きくなってからはチワワとヨーキーの男の子には吠えられまくるようになってしまいましたが・・・)文太はこの新しい友達と会うのがよほど嬉しかったようで、夕方のお散歩の時にはいつも真っ先にお友達がいるところに走って行って遊んでもらったり一緒にお散歩してもらったりしていました。

近所のお友達以外にも散歩中に出会うワンコには自分から喜んで近づいて行っては「遊ぼ、遊ぼう!」と誘っていました。中には吠えたり威嚇したりするワンコもいましたが、小さいときはどんなに吠えられようが怒られようが自分から吠えたり唸ったりすることは一切なく、吠えられても「???」とキョト〜〜ンとしていました。(1歳過ぎた頃から「売られた喧嘩は買う」ようになってきてしまいましたが・・・)

外の世界が余程刺激的で楽しいのか、小さいときからお散歩大好きだったのですが、それゆえに問題も出てきました。何かと言うとズバリ「帰りたがらない」ということです。初めのころは近所1周10分コースだったのですが、秋の爽やかな気候でもあり、家で一緒に遊ぶより散歩で疲れさせる方が私としても楽だったこともあって、ちょっとずつ散歩コースが延びていきました。毎日知らない道を文太とふたりで開拓していきました。(ほとんど住宅街なのですが。)

10分だった散歩が20分になり、30分になり・・・。この頃は文太の好きな方向に行かせていたので、知らない道をズンズン進む文太。で、そろそろ帰ろうと思って軌道修正して近所に戻り、文太が覚えていると思われる場所に戻ってくると「げっ!ここ、うちの近所やん!」と、とたんに歩かなくなるのです。初めの頃は疲れて歩かなくなるのかと思いましたが、どうもそうではないようです。家に帰るのと逆の方向に歩くとまた喜んで歩くのです。この「帰らない」攻撃にはほとほと参りましたが、ここで負けてはいけません!その話は次週に。



『おりこう』にしていること

5月21日 日曜日

文太も無事2歳になり、こどものときのやんちゃさもだんだんなくなって最近ではすっかり落ち着いてきました。(外に出て興奮スイッチが入ると暴走モードになってしまいますが・・・)まだまだ甘えん坊なところは相変わらずなのですが、精神的にもやっとオトナになってきたのかなーという感じです。

1歳までのしつけには本当に苦労しましたがその苦労があったからこそ今のいい関係ができたんだなぁとつくづく思います。留守番とトイレのしつけの苦労は以前お話したとおりなので、今日はそれ以外のパピー時代のしつけについてお話したいと思います。

サークルをとっぱらっての留守番や、夜も一緒に寝たり・・・と数々のしつけにはよくないとされる掟破りをしてきた私ですが、それでも躾の基本は飼い主と犬との信頼関係ですから、文太を躾ける以前に『信頼される飼い主』になるために自分なりに努力もしてきました。

褒めてしつけるためにはまず『怒る状況』にしないように気をつけていました。噛んではいけないものや口にしてはいけないものは文太の手の届くところに一切置かないようにしたり、じゃれて手に噛み付いてきたらいったん離れて自分の用事をし、おとなしくなったところでしばらくしてから噛んでもいいおもちゃをあげて一緒に遊んであげたり、という感じです。

仔犬のイタズラはたぶん退屈だったりストレス発散だったりすると思うので、仔犬時代はとにかくよく一緒に遊びました。「一緒にいると楽しいことがある」と思ってもらうのも信頼される飼い主になる条件だとしつけの本にも書いてあったので「ちょっと遊びすぎかな?」と思うぐらいよく遊んでいました。

1回の遊びの時間を長くすると飽きてしまうので、「もうちょっと遊びたい!」と思わせるぐらいで1回の遊びは終了していました。1歳になるまでは30分遊んでは23時間寝て、起きてからまた30分遊んで23時間寝て・・・というような感じでした。そうしてたくさん遊ぶことで精神的にも満たされ、体力的にも疲れているのでイタズラをする余裕もなかったのか、これといったイタズラはほとんどありませんでした。(毎日一緒に遊んでいる私は結構大変でしたが。)

それでも、私が夕飯の支度をしているときなど退屈したときに時々玄関から靴などを持ってきて「ボク、こんなんしてるけどいいの〜♪?」と見せびらかしに来たりしたこともありましたが、そんなときは目も合わせず完全無視を通したり、それでもやめないときは黙って隣の部屋に行き、ドアを閉めてしばらくおとなしくなるまで待ったりしているとすぐにやめていました。(しばらくして部屋から出てくると泣きそうな「ごめんなさい」顔になってました・・・)いずれにしてもマザコン文太の最高の罰は「完全無視」だったので意外と簡単に悪いことはしなくなりました。

もうひとつ、意識して気をつけていたのは、大人しくしているときに「おりこうやね〜。イイコやね〜。」と声をかけることです。

例えば、私が片付けや洗濯、掃除をしているときなど文太が何をしているのか確認して大人しく寝ていたり、お座りして私のそばでずっと待っていたりしたときなど、一見何でもないようなときにこそ「おりこうやな〜」と声をかけるようにしていました。そして、自分の用事が終わったときに「じゃ、文ちゃん、おりこうにできたからおかあはんと一緒に遊ぼか?」という風に遊んでいました。

遊びでもごはんでもそうですが、徹底して教えたのが『おりこうにしていればいいことがある』ということです。

文太はもともと要求吠えなどはなかったのですが、それでもおもちゃを持ってきて遊びに誘ったりすることはよくありましたが、文太から誘ってきても遊びに応じることは一切しませんでした。犬の言いなりになってしまうとしつけもうまくいかないので、あくまでも私から遊びに誘い、そして私から「はい、終わり!」と遊びを終わらせるように徹底しました。

そういう風にすることで文太は『おりこう』というのはどういう状態のことなのかを覚え、遊んでもらったりごはんや散歩に連れて行ってもらおうと思えば『おりこう』にしていないとダメだということを覚えてくれたのだと思います。

そして、それは成犬になった今でも変わらず続けています。大人しく寝ているときは「おりこうやな〜。文太がおりこうにしてくれてるから、おかあはんホンマ助かるわぁ。」と事あるごとによいしょしています。

ごはんの前など用意をしていると興奮してバタバタしがちなのですが「あ!?文ちゃん、『おりこう』は?」というと伏せの体勢になりじっと待っています。『おりこう』にしていない限りごはんも散歩も遊びもしません。

今は家では本当によく言うことを聞いてくれるようになったのですが、以前の日記にも書きましたが、散歩の前などひたすらじっとおりこうポーズで待ってくれているのが逆にこちらにはプレッシャーだったりするぐらいです。

このように家の中では今は怒ることはほとんどないのですが、外ではまだまだ言うこと聞かん坊なので、後はこれが外でも通用するようにしたいと日々精進の毎日です・・・。犬のしつけは一生続くものですからね。



お散歩バトル

6月4日 日曜日

先週は外の世界に興味津々の文太のお散歩時間がだんだん長くなってきたというお話をしました。そして、だんだん帰宅拒否をするようになってきたのです。

初めのうちは足取りも軽く「るるるぅ〜〜♪」と上機嫌で歩いています。そのときはまだ外でおしっこもうんちもしたことがなかったので、マーキングもしないくせにあちこち臭いを嗅ぎまくり、ワンコやニャンコを見つけると喜んで近寄っていき、主婦の井戸端会議に嬉しそうに首をつっこみ、通りすがりの小学生になでられに行き・・・。それはそれはお散歩を満喫しているもんで、うちの近所に来たとたんピタっと足が止まるのです。そして座り込み攻撃が始まります。何が何でも動かないつもりです。座り込んでいるので無理やりひっぱるとゴロンと寝転がってしまい、起き上がろうとしません。そうなると引きずるわけにもいかないのです。

う〜ん、困った。どうしよう。初めのうちはちょっと抱っこして移動すると歩き出すときもあったので、抱っこして無理やり強制送還していました。でもそんなことを続けていると外で抱っこ癖がついてしまったりしたら困るなぁと思いそれをやめて、今度はおやつやおもちゃで釣って歩かせたり、それでも歩かないときは歩く方向(家と逆の方向)に遠回りして行ってみたり・・・。家の方向から離れると喜んでまた歩き出すのですが、近所に戻ると結局また座り込みが始まります。そうこうしているうちに散歩時間がどんどん延びて一日最低1時間コースになっていきました。

文太の歩く方角に私が合わせて歩く・・・。これはまさしく「犬がリーダーになってしまっていて飼い主が犬の言いなりになっている」というのを本で読んでそりゃイカンと思い、徹底抗戦に出ることにしました。文太が踏ん張り出したら私は帰る方向を向き、文太が歩き出すまでひたすら待つことにしました。文太が逆の方角に行こうとしても絶対にそれには従わず、「おかあはんは絶対にこの道を行くねん!」と頑張りました。文太はちょっとやそっとでは動きません。何がなんでも別の方向に行こうとします。でも、私も負けてはおられません。根競べです。傍から見たらかなり変な人&犬だったと思います。飼い主と犬がそれぞれそっぽ向いてじーっと立ち止まっているのですから。長いときは20分でも30分でもそうやって我慢比べをしていました。そのうち根負けした文太がやっとあきらめて私の向いている方向に歩き出すとすかさずめいっぱい褒めちぎってご褒美のおやつをあげるようにしました。

そんな根競べを来る日も来る日も何度も何度もイヤになるぐらい毎日ずーっと何ヶ月もやって、徹底して「絶対に文太の言いなりにはならへん!」という毅然とした態度を示しました。そうすると初めのうちはなかなか動かなかった文太もだんだん「頑張ってもおかあはんにはかなわん」とちょっと立ち止まってはみるもののあきらめてすぐに歩き出すようになりました。勝った!!

今も時々別の方向に行こうとしたり、帰宅拒否をして踏ん張ったりするときもありますが「そっちは行かへん。こっち。」というとふてくされながらも、フンっとため息をついてついてきます。それでも頑張るときは「じゃ、文太ひとりで行ってきたら?おかあはんはこっち行くし。」というと大抵慌ててついてきます。こうして散歩中でも言うことを聞かせることに成功したのですが、他のワンコに会ったときなど興奮モードに入ってしまうと、私の存在すら忘れてしまうようで言うことを全く聞かなくなってしまいます。興味のあるものを見つけたときのひっぱり癖も未だに直っていません。以前にも書きましたが、それがこれからの課題です。



セラピー犬への道

6月19日 月曜日

土曜日の『ディロン〜運命の犬』をご覧になられた方も多いと思います。どんな理由であれ人間の勝手な理由で簡単に飼い犬を手放す気持ちが私にはどうしても理解できません。理解しようとも思いません。不幸な犬を一匹でも減らそうとボランティアで里親を探す活動をされている方には頭が上がりませんし、もちろん私にもそういう気持ちはあります。昨日のドラマの中でも保険所に置き去りにされた犬が飼い主を追いかけて駆け出したシーンは涙が止まりませんでした。(今思い出しただけでも泣けてきます・・・)でも、正直なところ「里親を探す」という行為が一般的になることに関しては危惧の念を抱いています。ドラマの中で保険所の役員の方が言った一言がずっと心に残っています。

「全ての犬を救える道はありますか。」

全ての犬、いや犬に限らず全ての動物が不幸にならずにすむ方法は、里親探しの活動を活発にすることだとはどうしても思えません。と言っても、誤解のないように申しますが、現在活動をされている方々のことを批判しているわけでは決してありません。とても立派なことだと思っております。私が危惧しているのは、もし里親探しが一般的になってしまえば「飼えなくなったら里親を探せばいい」と、安易にペットを飼い、簡単に捨てる人間がもっと増えてしまう可能性です。

そもそも里親探しの必要性がそんなにあること自体が問題だと思うのです。流行だけでおもちゃのようにペットを飼うのはやめてほしい。縁があって家族に迎えたコは、何があっても最後まで面倒を見てほしい。安易な繁殖はやめてほしい。たったそれだけのことで不幸になる動物はいなくなるはずだと思うのです。里親を探して不幸な動物を救うよりも、そもそも不幸な動物をつくらないようにする、という根本の問題を解決することの方が重要だと思うのです。

明日(6/20)午後7:30からNHKの「クローズアップ現代」でペットブームの裏で起きている乱繁殖の実態とその対策について放送がありますので、興味のある方は是非ご覧ください。(・・・って、またNHKの回し者みたいになっちゃいましたが・・・)

えーと、なんだか重い話になっちゃいましたが、ディロンのことに話を戻します。ご存知ない方のために説明しますと、ディロンとはゴールデンレトリーバーで、もともと保護犬だったのですが縁あってとある家庭に引き取られ、大人しくて優しい犬なのでセラピー犬として老人ホームなどの施設を回る活動をしているワンコのお話です。今回はセラピー犬として本格的に認定試験を受ける話でした。認定試験の中のひとつ「社会化適応テスト」を受けているシーンがありました。社会化適応テストとは、簡単に言うと公衆の場で何があっても落ち着いて対応できるかどうかを見るテストです。

実際のテストは多少違うかもしれませんが、ドラマの中のテストは下記のような内容でした。

ショッピングカートを押した人が横切る

前方でジャンプ傘が突然開く

車椅子の人が通る

後方でモノが落ちて大きな音が鳴る

掃除のためモップがけをしている人がいる

ドラマの中では、ディロンは終始落ち着いていたのですが、飼い主が緊張しすぎで1回目のテストはあえなく失格・・・というものでした。

あのシーンを見て、「文太だったら・・・」を考えてみました。

ショッピングカート → 自分の興味あるものしか見えないので気付かず激突。

ジャンプ傘 → ビビリなので大きい音がするとびっくりして1メートルぐらい吹っ飛ぶ。

車椅子 → ショッピングカートと同じく激突。

後方で大きな音 → 傘と同じく1メートルぐらい吹っ飛ぶ(飼い主もびっくりして一緒に吹っ飛ぶ。)

モップ → 「敵、発見です!!」と追いかけ格闘する。

こんな感じです。アハハハハ。 セラピー犬なんてひっくり返ってもムリです。でも、いいんです。かわいいから。いいんです。アホアホじゃないと文太じゃないから。いいんです。そんなダメダメなとこまで全部愛してますから。いいんです。私たち家族は毎日癒してもらってますから。

でも、セラピー犬は一生ムリでも、せめてもうちょっと公共の場では落ち着いて命令を聞けるように飼い主共々努力していく所存であります、ハイ。



初めての・・・

6月25日 日曜日

今日はまた時間を遡って仔犬時代の文太のお話をしたいと思います。テーマは「初めての外うんち&おしっこ」です。ちょっと汚い話ですが、興味のある方は勇気を出して読んでください。

ブログ中でも何度か述べていますが、文太は今は外でうんちもおしっこも普通にしますが(家の中でも両方します)仔犬の頃はなかなか外ではしませんでした。先日「お散歩カバンの中身」をご紹介しましたが、今でこそ「あれも、これも・・」と念のためグッズがいろいろ入っているのですが(というよりむしろ、いちいち取り出すのが面倒くさいのでそのままにしていると言った方がいいくらいですが)外でうんちもおしっこもしないときはティッシュとビニール袋の入った小さいポーチを持っていくだけでした。それも、「念のため」ということももちろんありますが、なんとなく手ぶらだと「いや!この人うんちの処理せーへん気やわ!」などと思われるのもな〜、というくだらない見栄で持っているようなものでした。

以前のおしっこ地獄でお話したとおり、1歳になるまではお留守番中だったり嫌がらせだったりの室内での粗相がずっと続いていたのですが、相変わらずおしっこの間隔も短く、散歩中には全くせず、散歩の前と帰ってきてからするといった状態でした。しかも、散歩から帰ってきて私が郵便物をチェックしながらのそのそと玄関の鍵を開けてる間、家に入るまで我慢できなくなったのか玄関の前でじょ〜〜〜っと放尿・・・ということも何回かありました。

そんな文太が始めて外でうんちをしたのは9ヶ月になるちょっと前のことでした。いつもは大喜びで散歩に出かけるのですが、その日は外に出ても挙動不審でそわそわしている感じでした。何か様子が変やなぁ?どこか具合でも悪いんかな?などと思っていたら突然うんちの体勢に!意識して「ここでするんや!」と言う感じではなく「あ・・・あかん!もう我慢できへん!!」という感じでした。後から思うと外に出たときのそわそわは「あちゃ〜、うんこしたくなってきたなぁ。でもせっかく出てきたのになぁ。家に戻るのいらんしなぁ。どうしよっかなぁ・・・まぁ大丈夫かな・・・」などと思っていたのかもしれません。とにかくそのときは「うんちできたん!良かったなぁ。えらいなぁ。」と褒めまくりましたが、本犬は不本意な感じでした。次に外でうんちをするのはまた1ヶ月半ほど先の話になります。

次におしっこですが、初めて玄関じゃなく外でしたのは10ヶ月になるちょっと前のことでした。いつものように散歩中、これまた意図的にしたのではなく、「漏らした」という感じでした。本犬も「え?嘘やろ!?」とガビーン!!となってるような感じで、「おかあはん、こんなとでこおしっこ出てしもた・・・」私の顔を呆然と見上げては、「え?何で?何で?」と自分がしたおしっこをのにおいを何度も嗅いでいます。戸惑う文太に私が「文ちゃん、ええんやで。そこでしても大丈夫やで。」と声をかけてもまだ動揺していた感じでした。

そんなこんなで初めての外でのうんちとおしっこだったのですが、いずれも大人になったしるしというより「我慢できずに漏らしてしもた!」というデビューでした。それからずっと外でするようになるのかと思いきや、またまた外ではしないという生活が何日か続き・・・11ヶ月になった4月の桜の季節、初めて「足あげおしっこ」をしました。以前紹介した とある公園の桜の木で、突然の出来事でした。それは前のように「漏らした」という感じではなく、くんくんとにおいを嗅いで「よし。ここでやったろ!」という感じでじゃーっと・・・。もう1歳近くにもなってまだ外でもろくにしないし、ましてやずっと女の子おしっこだったので何となくこのコはずっと足あげおしっこせーへんのかなぁ、それはそれでまぁえっかー。なんて思い始めていたところだったので、自信満々で足をあげておしっこをしている文太の姿を見たときは目を疑い「え?何!?あんた今何したん!?」という感じでした。

個体差もあるのでもっと遅いコもいるかと思いますが、それにしても文太は遅い方だったと思います。でも、その日を境になんだか急にオトナになった感じで、外でだんだん普通にマーキングも外でのうんちもするようになってきました。(ただし、家の中では今でも女の子おしっこです。)それにともない普段の生活も劇的にオトナになったなぁ、と感じるようになりました。来週はそのお話をしたいと思います。



1歳の変化

7月1日 土曜日

いつも当ブログをご覧頂いている方はお気づきかもしれませんが、文太のことを書くときに「1歳までは・・・」「1歳を過ぎてから・・・」という表現が何度もあったかと思います。それだけ私にとって「文太の1歳」というのは劇的にオトナへと変化した時期でありました。その変貌ぶりは飼い主である私が戸惑ってしまうほどでした。

文太の誕生日は53日なので、去年のGWを過ぎてからぐらいの話になるのですが、ちょうどその頃今の仕事の準備などでいろいろとすることが増えてきました。以前の親バカ日記に書きましたが、それまでは毎日34時間おきに文太と遊んでおり、随分おとなしくしてくれる時間が増えてきたとはいえまだまだ私の後をことあるごとに追いかけてストーカーをする日々が続いていました。これから忙しくなって遊ぶ時間が減ってきたら文太を説得させるのは大変やなぁ。大丈夫かなぁ。などと心配していました。

そして、いよいよ今日はあれもこれもいっぱいせなあかんことがある!という日。「文ちゃん〜、おかあはんな、今日はものすごく忙しいねん。お仕事いっぱいあんねん。だから文ちゃんはおりこうでねんねしといてくれる?」というと、いつも遊ぶ時間なのに遊んでくれないので初めは「え〜。遊んでくれへんの〜?」と不満顔でしたがそのうち不貞寝をはじめました。とりあえずホッとしつつ、パソコンの前で仕事を続けました。

その間、文太はというと・・・遊びを催促することもなく寝ています。ひたすら寝ています。起きる気配も私のことを気にする気配もありません。自分でお願いしたくせに、そうなるとだんだん心配になってきました。「え?何?文ちゃん、なんでずっと寝てるん??(←そりゃ、私がそう言ったからですが。)しんどいの??」いつもハイパーな文太があまりにもおりこうで寝ていることにびっくりして、どこか具合が悪いのかと思いました。どうにもこうにも心配になってきて寝ている文太を起こして「おかあはんと遊ぶぅ〜♪?」というと、「遊ぶ!遊ぶぅ!」といつもの元気です。なんや、元気なんやん。「おりこうにしていてほしい」と思いつつ、「遊ぼ、遊ぼ!」とねだられるのを私自身が期待していたのかもしれません。なんとも拍子抜けした複雑な気持ちでした。

その日以来、私が仕事をしている間昼間はずっとおりこうに寝てくれるようになりました。当時はすることがたくさんあったので実際問題遊びを催促されると困ってしまうので結果的には良かったのですが、今まであんなに毎日楽しそうに私と遊んでいた文太が、全然平気で私のことに構わず寝るようになったことは私としてはものすご〜く寂しいことでした。

更に寂しいことに、今まで私のストーカーでいつでもどこでも124時間おかあはんと一緒じゃなきゃイヤ!だった文太が、本気で寝たいときは私のいる部屋から自分から出て行って、お気に入りの自分のベッドで寝るようになりました。それは今もそうなのですが、初めて文太が私のそばから離れてひとりで寝に行ったときの私のショックといったら!以前、友達が「子供(男の子)が小学3年生ぐらいになったときに突然手をつなぐのを拒否されてものすごいショックやった」と言っていたのを思い出しました・・・。

また、それまでは冬の間毎晩同じ布団で腕枕で寝ていたのですが、だんだん暑くなってきたということもあり、さすがに布団が暑くなって来たのか布団に寄り付かず自分のベッドで寝るようになりました。そうなのね、おかあはんより涼しい方を取るのね・・・。文ちゃんったらオトナになったのね・・・。フッ。

あの文太が・・・。私が出かけただけでおしっこ漏らしてた文太が・・・。分離不安で悩んでいたのは何やってん・・・。留守番できへんって落ち込んでたのは何やってん・・・。いや、まぁ、いつまでも自立できへんのも困るねんけど、今の状態は喜ばしい変化やねんけど、何か複雑・・・。と、そんな感じでした。「一体いつになったら落ち着いてくれんねん!?」と何度も思いましたし、「この子はもしかしてこんな性格で一生このままなんかなぁ?」なんて思い始めていた頃だったので、そんな急激な変化に私の方が戸惑っていました。文太がマザコンということもありましたが、私も負けないぐらい文太に依存していたんだなぁ、と改めて思いました。

そんな、ちょっと寂しい変化だけではなく、嬉しい変化もありました。それは、今まで散々嫌がっていたお手入れなども大人しくさせてくれるようになったことです。それまではブラッシングをしようと思えばブラシにじゃれて噛み付いてくる、散歩の後の足拭きもタオルにじゃれてくる、耳掃除も嫌がって暴れる、という状態だったのですが、その頃からブラッシングすると気持ち良さそうにうっとり〜とするようになり、足拭きも耳掃除もおとなしくさせてくれるようになりました。前にブログに書いた「リラックスポジション」を嫌がらずにできるようになったのもこの頃からです。散歩のときの踏ん張りもなくなって(「お散歩バトル」参照)私の言うことを聞いてくれるようになり、やっと私も文太に信頼されるようになったのかな〜、と思えるようになりました。

また、それまで散々困らされ悩まされ続けてきたおしっこ地獄にもようやくピリオドを打つ日が来て、1歳を過ぎてからトイレの粗相は一切なくなりました。(トイレに駆け込みフライングでちょっとはみ出ることは今でもたまにありますが。)

そのように文太が急に落ち着いておりこうに言うことを聞いてくれるようになったのは1歳頃のことでしたが、もちろん個体差もあるのでもっと早くオトナになる子もいれば1歳を過ぎてもまだまだやんちゃな子もいると思います。でも、しつけは根気。私なんか文太が1歳になるまで8ヶ月もかかったわけで・・・。一日二日で効果がでなくても、諦めずに地道に続けていくことでいつの日かできるようになる日が絶対にくると思います。諦めて犬の言いなりになってしまうと、それこそ信頼関係が崩れて問題行動と言われることが出てくると思います。また、しつけに「終わり」はありません。犬が生きている間一生続けていくものだと思います。文太も今は随分落ち着いたとは言え、毎日の遊びは欠かしませんし、おとなしくしているときに「おりこうやねぇ。」と褒めることは続けています。ヒマがあればマッサージをしてあげて触れ合うことも毎日しています。そうしてこれからもずっと文太と絆を深めていきたい、いつの日か迎える最期のときまで、一日でも長く楽しい毎日を過ごしたいと思っています。



他犬に対して

7月8日 土曜日

先週は文太が1歳になって随分落ち着いておりこうになってきてくれたという話をしました。だんだんオトナになってきたということは私にとってはちょっと寂しいことではありましたが、嬉しい変化でもありました。でも、ちょっと困った変化もありました。それは、他犬に対してだんだんえらそうになってきたということです。(去勢をしていないので当たり前と言えば当たり前なのですが。)

それまではどんな犬にも猫にも興味津々で、お散歩中に出会うワンコには必ずと言ってよいほど喜んで挨拶したがり、遊びたがっていました。私も先方の飼い主さんが許してくださるときは、ゆっくり様子を見ながら大丈夫そうならいろんなワンコと挨拶させてもらっていました。中にはもちろんはなから嫌がって文太に向かって吠えまくる犬もいたのですが、文太は吠えられてもなんだかよくわかってないのか「???」ときょと〜〜んとしていました。

文太はそれまで外では一度も吠えたことがなく、近所の方にも「文ちゃんの声を聞いてみたいわ〜」なんてことまで言われていました。文太が初めて他の犬に吠えたのは、近所のシェルティー君に対してでした。そのシェルティー君は文太が小さいときから顔見知りで飼い主さんも文太のことを可愛がってくれているのですが、当のシェルティー君が文太のことが何故だか大嫌いのようで・・・。そのコは他の犬に対してはめったに吠えることがなく、みんなと仲良くできるそうなのですが、何故か文太のことだけは気に入らないようでいつも吠えられまくっていました。そんなシェルティー君に対していつも文太は「なんでボク吠えられてるんかなぁ〜??」という感じだったのですが、ある日突然反撃(?)に出ました。しばらくいつもどおりキョト〜ンとしていたかと思ったら、突然そのシェルティ君に向かってワンワンと吠え始めました。私は突然の出来事にびっくり。あの無邪気な文太が吠えるなんて・・・!と、正直激しく動揺しました。でも、今まで誰に対しても「遊ぼ、遊ぼ!」と喜んで近づいていってたのはまだ仔犬だったからなんだなぁ、と改めて思いました。

その日を境に「売られた喧嘩は買う」ようになってしまいました・・・。とは言え、基本的には誰とでも仲良くしたいのか相変わらず自分から吠えることはなく、吠えられた犬に対してガウガウ言うのも自分と同じぐらいか自分より大きい犬限定で、自分より小さい犬には吠えられても相変わらずきょと〜んですし、自分より大きい犬でも嬉しそうに喜んで挨拶にきてくれるようなコには自分も喜んで挨拶に行っていました。(それも現在はまたちょっと変わってきているのですが、その話はまた後日・・・。)

以前「2歳の文太」でも書きましたが、文太は散歩中に他の犬を発見すると「見つけるなり伏せをして待つ」か「その場で立ったまま固まる」かどちらかの体勢になります。どの犬のときにどうするのか基準は不明ですが、飼い主さんとお話できたときに相手のワンコの年齢を聞くと、どうも自分より年上のワンコのときは伏せをして、自分より若いワンコのときは立ったままということが多いようです。(なんとなくそんな気がする、というだけで全然違うかもしれませんが。)

伏せをするのは私が教えたわけではないのですが、結構早い時期から自分からするようになりました。これは一見おりこうのようにみえて実は困ることもあります。相性の悪そうな犬とのすれ違いのときはじっと伏せのままでいてくれるのでとても助かるのですが、伏せをして待つというのは「一見腰が低そう」というのが曲者なのです。というのは、そのままじっと伏せの体勢でいてくれりゃーいいのですが、伏せをして頭を低くして低姿勢のままなので相手のワンコが「ま、そこまで言うなら挨拶したろか。」と近づいてきたとたん喜んで立ち上がります。その立ち上がる動作があまりにも突然なので、相手のワンコはせっかく近寄ってきてくれたにも関わらず、びっくりして怒って吠えてしまうのです。相手のワンコが近づいてきてくれたときは「ゆっくりやで、急に立ったらびっくりしはるからな、ゆっくりやで。」とリードを短く持って動きを制止するのですが、なかなかうまくいきません。

それと、もうひとつ。伏せをするのは私のコマンドではないため、犬を見つけるなりどこでもかしこでも伏せの状態になってちょっとやそっとでは動かなくなってしまいます。その場ですれ違えるほどの場所があるときはいいのですが、道の幅などから考えるとこちらが先に通らせてもらった方がよいときなど、先方さんが待ってくださっていてもてこでも動かないのです。

1歳をすぎておりこうになったというのは家の中限定の話で・・・。外では興奮すると相変わらず私の言うことも聞けなくなるので、私と文太の修行はまだまだ続きそうです。



吠えること

7月15日 土曜日

フレンチブルドッグは比較的無駄吠えが少ない犬種ですが、とは言えそこはやはり犬。吠えることももちろんあります。文太はパピーのときは甘え鳴きがほとんどでしたが、物心ついてからはいろんなことで吠えるようになりました。

チャイムの音

外で不審な物音や人の声が聞こえたとき

外で他のワンコの吠える声が聞こえたとき

ベランダから外を見てるとき、文太の嫌いな犬が下を通ったとき

テレビにワンコが映っているとき

大好きなお友達のノンタンが来てくれたとき

ひとりでおもちゃで遊んでいるうちにおもちゃがとれないところにハマってしまったとき

ある一点に向かって・・・

大体はこんなもんでしょうか。

相変わらず外で吠えることはあまりなく(相性の悪い犬とのすれ違いのときに、先方が吠えてきた場合は「やる気かゴルァ〜っ!」と吠えることはあります・・・。ヤバイと感じたときは近づかないようにしています。)家の中にいるときは一応テリトリーを守ろうとしているのか、吠えることもあります。

吠えるということは、人間にとっては「無駄吠え」であっても、犬にとってはなんらかの意味のある行為だったりします。それを正当化するつもりはないですし、人間と一緒に暮らすに当たってやはり不必要に吠えまくるのはルール違反だと思うのですが、実は私は文太が吠えることに関しては今のところあまり神経質にしつけをしていないというのが現状です。

理由は、私が制止すると一応吠え止み、ずっといつまでも吠え続けるということはないからです。お隣さんにも「ワンちゃんがいるのに吠える声をほとんど聞いたことないわね〜」と言っていただいており、とりあえず近所迷惑になっていることはないと思うので、今のところそのままにしています。

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チャイムが鳴ると100% 吠えます。でも、ずっと吠え続けることはなく、「ワンワンワン!」と34回吠えます。私が「は〜い」と返事をするのを真似しているような感じです。私がそばにいると、吠えたあと必ず「誰か来たよ?玄関行く?」とでも言うように私の顔を見ながら一緒に玄関についてきます。

一応チャイムの音に吠えてはみるものの、玄関を開けると万人に対して「いらっしゃいませぇ〜♪」な感じで、お客様が来たときも、たとえ電気やガスの点検に来た見知らぬおじさんであっても、家に来る人に対して吠えることは決してありません。

2階にいるとチャイムの音が聞こえなかったりすることもあるので、チャイム代わりにもなっているので、吠えてもあえて叱ったりはしていません。

◆”埒海癖音や人の声

特に夜なんかは外で何か物音がすると吠えます。最近は物騒な世の中になってきて、うちの近所でも空き巣や不審者がウロウロしていることが多いそうなので、一応番犬の役目を果たしてくれればいいかと思っています。(ほとんど『誤報』なのですが。)

物音を聞いて咄嗟に吠えたあと、必ず私に「報告」に来ます。私のところに走ってきて顔を見て「あれは?」と聞いてきます。(そんな風に私は思っています。)「大丈夫、悪い人と違うよ。吠えなくてもいいよ。」と言うとたいがいすぐに落ち着くので、まぁいっかーと思っています。

時々、私たちも「え?今の何の音!?」とドキドキすることもあるのですが、そんなときは「悪い人来たん?見てきて!」と指示します。・・・が、それには従ってくれず、自分でも怖いのか私にぴったり寄り添ってきます。あきませんやん・・・番犬失格ですやん・・・。でも、まぁ私のことをリーダーとして頼ってくれてるのかと思ってよしとしていますが。

外でワンコが吠えたとき

ベランダから他の犬に向かって吠える

これはかなり激しく吠えます。そんなときは注意をこちらに向けて吠えるのを制止します。ベランダにいるときは全ての犬に吠えるわけではなく、たいていの犬には吠えずにじ〜っと観察しているのですが、ある特定の犬に向かってだけは吠えています。(たいがいは文太の嫌いな、いつも吠えられている犬に向かってですが・・・)

テレビにワンコが映っている

「なんで家の中に他の犬が!」と大慌てです。テレビの画面をガリガリしたりしますが、そのうち「な〜んや」とすぐにそっぽを向きます。

ノンタンが来てくれたとき

玄関に走っていって甲高い声でアンアンキャンキャン言います。狂わんばかりの喜びようなので、ノンタンが来てくれたと一発でわかります。

おもちゃが取れなくなってしまったとき

「吠える」というより、甲高い甘えた声で「あん!ああん!」と鳴いています。そうすれば私が取りにきてくれるからです。(いいのかな?)

ある一点に・・・

時々あるのです・・・。これも吠えるというより「キュイ〜ン!」という感じなのですが。深く考えるのが怖いのでノーコメントです。



文太の雨嫌い

7月22日 土曜日

今週は各地で大雨が降って大変でしたね。このたびの大雨に伴う記録的な降雨により被害を受けられました皆様に、心よりお見舞い申しあげますと共に、一日も早い復旧をお祈り致します。

昨日のブログでも書いたように、文太も散歩に行けなくてイライラしていました。その分家でたくさん遊んであげるようにはしていたのですが、毎日1時間の散歩が日課になっていると外に出られないというのはやはりストレスが溜まるようです。かと言って、雨が降っていると外に出るのを嫌がるのです。玄関を開けて外を見せてあげると恨めしそうにしばら〜く外を眺めていますが、そのうちため息をついて家の中に入ってきます。そして、ふてくされて寝るか、おもちゃを引っ張り出してきて八つ当たり(?)しています。

川も怖いようなので、濡れること自体があまり好きではないのだと思います。シャンプーはどうかと言うと、体はシャワーをかけても平気ですし、マッサージ好きなのでシャンプーをしているときはとても気持ち良さそうにしているのですが、シャワーが顔にかかると逃げ回ります。なので、顔はいつもシャワーをかけず、スポンジを濡らしたもので洗っています。

文太がうちに来たのは9月で、仔犬のときに水遊びをするということもなかったので慣れていないということもあるかもしれませんが、「雨嫌い」に関しては「もしかして・・・」と思い当たるフシがあります。

それは、文太が10ヶ月ぐらいの時の去年の3月のことでした。うららかな春の日差しのもと、お昼過ぎにいつもどおりお散歩に行っていたときの出来事です。それまで穏やかに晴れていたのに、いつの間にやら遠くの方から雨雲がものすごい速さでどんどん近づいてきました。「ヤバイな〜。雨降りそうやな。はよ帰ろ。」と思った矢先、突然大粒の雨が降り始めました。それに伴い、ものすごい風です。さっきまでの穏やかな日差しはどこへやら、そこだけ「台風来たんか?!」という暴風雨です。もはや「急いで帰ろ。」というレベルの降り方ではありません。それはそれは、もう『ドラマのクライマックスで必ず降る雨』のレベルを超えて、「何でここだけ集中的に降ってるねん〜〜?おかしいやんっ!!」という「8時だよ!全員集合」で志村だけが集中的にかぶるような嘘みたいな雨でした(「8時だよ全員集合」をご存知ない若者の方、分かりにくい例えでスイマセン)。大慌てで近くにあったアパートの外の階段の下に駆け込み、とりあえず雨をしのぐことにしました。

でも、普通の雨だと雨宿りも出来そうな階段でしたが、そこは周りにさえぎるものが何もなく、ものすごい風も吹いていたので横殴りの雨が襲ってきます。かと言って他に雨宿りができそうな場所は近くには見当たらず、雨宿りが出来そうな建物を探して移動するにも1歩外に出ただけで全身ずぶ濡れになりそうな雨なので文太連れでは無理です。とにかくなるべく雨に当たらないような場所でじっとしていました。

そのときの文太と言ったら!私でさえちょっと怖いような暴風雨です。突然の出来事に恐怖におののいています。私が階段に座ると着ていたジャケットに顔を突っ込んできました。暖かくなりつつある時期だったとは言え、まだ3月です。過保護な私も文太が濡れて風邪でもひいたら大変!と文太を抱き寄せて膝にのせ、文太に雨がかからないようにジャケットで文太を隠すようにしてかばっていました。「大丈夫やで。おかあはんと一緒におったら何にも怖いことあらへんからな。おかあはんのお膝の上にいたら安心やからな。」何度も文太に言いました。そのときの文太の愛おしいことといったら!外の暴風雨をジャケットの隙間から見ながら時々私の顔を見上げてぺろぺろ顔を舐めています。私のことを頼って私の胸の中で安心している文太を見ると、自分は横から後ろから降りつける雨で全身びちょ濡れでしたが、なんだかとてもとてもとてもとても幸せな気分になりました。久しぶりに母乳が出そうになりました。(ええ、ええ、かなりのバカですとも・・・。)

それからほんの5分ほどでしょうか。その暴風雨ご一行様はまた嘘のように雨雲とともに向こうの方へ移動し、また何事もなかったかのように日が差し始めたので無事家まで帰りました。

そんな経験があるので、小降りの雨なら大丈夫ですが大粒の激しい雨は怖いのかもしれません。今でも少しくらいの雨なら散歩に行くのですが、激しく降りそうだと「文ちゃん、雨降ってきたで!」と言うと「えらいこっちゃ!」と慌てて家に帰ろうとするのです。



あなたの知らない世界・・・

7月29日 土曜日

近畿地方ももうすぐ梅雨明け、いよいよ夏本番ですね。だんだん本格的に暑くなってきたので今日はちょっと涼しくなる話を・・・。

以前にも何回かブログ上で「私たちには見えないものが文太には見えてる?」という記事を書いたことがありますが、皆さんは霊の存在を信じますか?

私は霊や魂の存在など、何かそういう神秘的なモノを信じている方ですが、幸いなことに私自身は全く霊感などなく、見たこともありません。以前、霊感の強い友達と泊まったホテルで夜中にラップ現象が起こり、電気がついたり消えたり・・・ということがあったらしくその友達は恐怖におののいていたらしいのですが、そんなときにでも私はいびきをかいて寝ていたそうで・・・。朝起きてから「あの中で寝られるなんて、あんたは一生霊なんか見−へんわ。」とその子に太鼓判を押されたぐらいの鈍感さです。

・・・が。動物には見えるって言いますよね・・・。これは文太ではなく、以前飼っていた雑種犬の大輔と散歩に行っていたときの出来事です。

ある日の夕方、散歩の途中に近所の空き地でいつものように臭いを嗅ぎまわっていました。そのとき、突然何かに気付いたように「あらぬ方向」をじーっと見つめ始めました。はじめは野良猫かねずみか何かがいるのかな、と思いましたが、どうも視線はもう少し上(私のお腹ぐらいの高さ)で、どう見ても何もないところです。「何やろ?」と思っていると、ものすごい勢いでその何もないところに向かって吠え始めました。

さすがに気味が悪くなってきたので、帰ろうと思ってリードを引こうとすると、大輔が急にその空き地を飛び出して走り始めました。大輔はいつもうんちをするまでは喜んであちこち引っ張るのですが(当時中学生だった私は「犬ってこんなもの」と思っていたので、引っ張り癖を直すしつけなどもしていなかったので)帰りはゆっくり歩いて帰るというのが常でした。でも、このとき空き地を飛び出した大輔は帰りであるにも関わらず、必死な形相で猛ダッシュを始めました。しかも、時々後ろを振り返りながら・・・。

なっ、何が追いかけてきてるんっすか!?

もちろん振り返っても私には何も見えないのですが、「何かに追われてる?」と思うと得体の知れない恐怖で、大輔と一緒になって猛ダッシュで帰りました・・・。

「それ」がどこまでついてきたのか(いや、そもそもほんとについて来てたのか?)もちろん不明ですが、家に帰りつく頃には大輔も平静になっており、じっと見つめたり吠えたりすることもなかったので連れて帰ってきてはないと思うのですが。それからというもの、その空き地は怖くて近寄れませんでした・・・。

こんな経験、ありますか・・・?



おかあはんの凹み日記

8月22日 火曜日

本日、臨時おかあはん日記でございます。先日ぶん太家にお邪魔したときの反省文なので、かな〜り暗い独り言&とりとめのない内容になると思うので、どんよりしたくない方はまた明日お越しくださいませ・・・。

<反省・1 犬同士のつきあい下手>

前々から気になっていたのですが、文太は犬同士の挨拶と遊びが非常〜〜〜に下手です。挨拶も自分は他のワンコの匂いを嗅ぎたい&舐めたいばかりで、自分が匂いを嗅がれるのは嫌がります。遊びも他のワンコが走りまわっていても、文太は一緒に遊ぶというよりただひたすら尻を追いかけ、匂いを嗅ぐといった状態です。

<反省・2 ガウガウ魔>

それでも、去年までは向こうから吠え掛かってくるワンコ以外はどんなワンコとも仲良くできていたのですが、それが最近敵意のないワンコにでも至近距離に来られるとガウガウ言うようになってしまいました。全てのワンコに、というわけではなく、初対面でも全く問題なく仲良くできるコもいるのですが。(基準は全く不明です。)

<反省・3 やきもち病>

これも、先日きな子ちゃんに会ったときに発覚したのですが、文太は異常なまでに私のことを愛してくれているようで、やきもちがものすごくひどいのです。ちょっと前まではそんなこともなかったのですが、私が他のワンコに猫なで声で話しかけるだけで、そのワンコに威嚇してきます。相手ワンコにとっては私に声をかけられたばっかりにいらぬとばっちりを食うわけです。

大きく分けてその3点ですが。ご参考までに、文太のそれまでの経緯をお話しますと、文太は生後55日でブリーダーさんのところの母犬、兄弟犬の元から離され、とあるペットショップ所有の保育所にやってきました。そのショップはガラスケースに仔犬を陳列している一般のショップとは違い、普段は店舗とは別の場所にある保育所で他の同月齢の仔犬と一緒に遊んだり、常駐しているトレーナーさんに簡単なしつけの訓練を受けながら過ごしているところでした。なので、仔犬期の社会化ができていないということはなかったと思います。(もちろん、実際にどんな風に過ごしていたかは見ていないのでわからないのですが。)

そして、ちょうど4ヶ月のときにうちにきました。お散歩デビューをしたのはちょっと遅く5ヶ月の頃でしたが、そのときも他のどんなわんこにも臆することなく「遊ぼ、遊ぼ!」とはしゃいで近づいていくような子でした。仔犬期にいろんな人やワンコに仲良くしてもらうのはとても大切だと思っていたので、できるだけいろんな人やワンコと触れ合うようにしていました。そのおかげかどんなワンコに向かっても自分から威嚇するようなことは一切ありませんでした。

以前の親バカ日記でも書きましたが、1歳を過ぎた頃から売られた喧嘩は買うようになってしまい、散歩中に出会ったワンコに吠えられたら吠え返すようになっていました。でも、盲導犬じゃあるまいし、全てのワンコと仲良くする必要はないと考えていたので、相性の合わないワンコがいても避ければいいだけと思っていましたし、友好的に近づいてくるワンコとは仲良くできていたので全然問題だとは思っていませんでした。

そんな文太に変化があったのは2歳になるちょっと前の4月にガストロノームのオフ会のときでした。その前の9月に会ったときには仲良くしてもらっていたたま子ちゃんや大人しい凛ちゃんに向かって突然吠え掛かりました。「文太は自分から他の犬に向かって威嚇することはない」と思い込んでいた私にとってはまさしく青天の霹靂でした。

そして、先日。きな子ちゃんとは初め私が「きゃ〜〜!かわいい〜〜!」となでなでしようとしたところきな子ちゃんに向かってギャンギャン怒っていました。でも、私がきな子ちゃんに構わず知らんぷりをしていると吠えることもなくちゃんと挨拶もできていたので、あー、やきもちなのね・・・。とわかりました。

そして、その後ぶん太家に遊びにきたきな子ちゃんの兄弟のごま君とあんこちゃんが「わ〜い!」と喜んで走って近づいてきたとき、多分突然のことでびっくりしたのだと思うのですが、ガウガウしてしまいました。パピー相手に何ビビッてんねん・・・と飼い主がっくりです。(もしかしたら、「ぶん太家」という自分の準縄張りのようなところに突然侵入者がやってきた!という感じで威嚇したつもりなのかもしれませんが。)

文太は去勢をしていません。なので玉ありのオス犬にとっては他の犬に吠えるということもある種当たり前のことなのかも知れません。たとえ仔犬時代に社会化ができていたとしても、オス犬は去勢していなければオトナになると縄張り意識が出てきてどんなワンコとでも仲良くできるというわけではないのだということなのでしょう。去勢していないオス犬同士が牽制し合うというのは分かるのですが、ただ、文太は何故かメスわんこに向かって吠えることが多いのです。(やっぱり文太はホ○??)

そんな文太ですが、人に対しては全く問題ありません。特に人好きというわけでもないのですが、来る者拒まず、去る者追わず。例えうちに初めてくる見知らぬお客様であっても人に向かって吠えたことは一度もありません。犬に対しても近づき過ぎさえしなければ通りすがりの犬に対して吠え掛かるということも一切ありません。

私との信頼関係はしっかりできているので、私の言うことは何でもきいてくれるし家の中でも現在は何一つ問題はありません。普通に生活する分には何ら問題はないのです。だから犬同士が仲良く遊んでいるところを私が羨ましく思い、文太にもいろんなお友達を作ってあげたいと思うのは飼い主のエゴであり、文太にとっては大きなお世話なのかもしれません。飼い主と一緒の生活ができさえすれば犬にとってはそれで幸せなのかもしれません。

他の犬に対してやきもちを焼くこともそれだけ私のことを愛してくれている証拠だと思うので、嬉しくないわけでもありません。それどころか、ちょっと困ったちゃんだとは思いますが、文太のことを余計愛おしく思ってしまうというのも事実です。でも、こんな調子だとうちは多頭飼いは無理なんだろうな〜と思います。いや、別にもう1匹迎えようと具体的に考えていたわけではありませんが、もし縁があれば、と思わなくもなかったのでちょっと残念でもあります。もしかしたら私の考えすぎで、もう一匹迎えたとしても案外うまくいくのかもしれません。でも「もし、うまくいかなかったら」を考えると両方のワンコが不幸になると思うので、やはり躊躇してしまいます。

私はどんな動物も大好きです。犬も猫も大好きです。それゆえ他のワンコに対する浮気心もありありです。でも、やっぱり私にとって文太は特別な存在です。この先どんなことがあっても文太のことを守ってやりたいと思うし、一日でも長く一緒に暮らしていきたいと思っています。文太もまた私のことを全面的に信頼してくれています。でも、その反面私に対する依存心が強すぎるきらいもあります。それはやっぱり私が過保護すぎたのかなぁと言う気もしています。

はぁっ。すいません。今日はちょっとなかなか考えがまとまらず何を言いたいのかわからなくなっちゃいましたが、まぁ、反面教師として参考にしていただければ幸いです・・・。



愛すべきおバカちゃん

11月18日 土曜日

本日、久しぶりに親バカ日記でございます。(免疫の話はまだまとめられていないので、もう少し時間をください。楽しみにしてくださっていた方、もしいらっしゃいましたらすいません・・・)

今日は本当に『親バカ』な話です。私はフレンチブルドッグにずっと憧れていて、2年前にやっと念願叶って文太という素晴らしいパートナーに出会えて本当に幸せなのですが、フレンチブルドッグについて本に書いてあることを訂正したいことがひとつあります。それはこの一文・・・

「とても頭がよく、しつけもしやすい」

私はフレンチブルドッグの飼育本を45冊持っているのですが、どれを見てもこの一文があります。でも・・・。たくさんのフレブルオーナーの方にご覧いただいているということを承知で言います。他のフレブルオーナーさんに失礼を承知で言います。

私の中ではフレンチブルドッグってそんなに「頭いい!」っていうイメージがないのですけど・・・。(反論、抗議、批判、謹んでお受け致します・・・)

とはいえ、所詮私の基準は文太なので、中には素晴らしく賢いフルブルさんもたくさんいらっしゃるかと思いますし、もちろん軽蔑して「頭が悪い」と言っているわけではありません。

でも、顔、姿かたちからして見るからに賢そうなボーダーコリーなんかと比べると、『頭がよい』というより『愛すべきおバカちゃん』という表現がぴったりな気がするのですが・・・。

警察犬や麻薬探査犬や盲導犬や介助犬には絶対になれないけど、毎日何かしら「あ〜あ〜。もう。しょうがないなぁ。」ってことをやらかしてくれるけど、それぞれの家庭で毎日笑いと癒しの時間を与えてくれるおバカちゃん。そんな存在ではありませんか?

『頭がいい』というのが何を基準に言っているのか、という問題もあります。

例えば、「教えもしないのにどうしたら自分が一番可愛らしく見えるかを熟知している。飼い主のハートをわしづかみにする甘え方を生まれながらにして身につけている。」という能力に関しては天才的だと思います。しかも、この能力は老若男女問わず全てのフレブルが持っていると思います。(普段皆さんのブログを拝見していて勝手にそう思っています。)

しつけに関しては「簡単に『しつけやすい』なんてことを書かないでほしい!」というのが、しつけの地獄を見てきたものの感想です。

まだ文太を飼う前にフレンチブルドッグについて調べているときにこれを読んで「そっか〜♪そりゃ楽チンやな〜。」と簡単に鵜呑みにしてしまった私も悪いのですが・・・。ありとあらゆることを何一つ覚えてくれない「頭が悪くてしつけが非常〜〜〜に難しい」文太を相手にしていると「『頭がよくてしつけもしやすい』はずのフレンチブルドッグやのに、私らはダメ犬とダメ飼い主やな・・・」と凹んだりしたものです。

どんな犬種にしても仔犬のときは何かしらイタズラをしたり問題があるのはある種当たり前だと今は思います。逆に「しつけのしやすい」仔犬なんているのかな?と疑問に思います。

仔犬にとってトイレにしても留守番にしても生活全てにおいて「出来て当たり前」のことなんて何一つないのです。それをひとつひとつ飼い主と一緒に覚えていくことにより絆が深まって信頼関係ができていくのだと思います。

うちのおバカな文太も一応家の中では私の言うことはほぼ100%に近い確率で聞いてくれるようになりました。でも、外に出て興奮モードのスイッチが入ると私の存在すら無視するような感じになってまだまだ修行が足りない状態です。

それは多分文太が、というよりは私の教え方にも問題があるのだと思います。もう少しちゃんとしないとな〜・・・とは思うのですが、その一方で「まぁ、人様に迷惑をかけることがなければ多少おバカでもえっかー。」と思う自分もいて、今のところあまり必死になって訓練しているわけではないのです。

なぜかと言うと、文太があまりに賢くなって(いや、どんなに訓練したところでそんなに賢くなる可能性は極めて低いと思いますが・・・)私がそれを信頼しすぎてしまったら「犬に100%大丈夫ということはない」ということを忘れてしまいそうだからです。

「文太はおバカやから何をしでかすかわからんから外では絶対に目を離せない」と思っています。ノーリードで散歩なんてとんでもないことです。

実は、最近心臓が止まりそうになる経験をしました。

ある日、車で出かけての帰りのことです。家について車を降りようとしていたらシートベルトとカバンがからまってへんてこりんなことになってしまい、先に文太を降ろしました。リードもからまっていたのでリードを離しました。

外出先では文太が興奮しているので、車を降りるときは何があるかわからないので回りの安全を確認してから必ずリードをしっかり持って文太を降ろすようにしているのですが、家なのでそこまで気を使っていませんでした。

そもそも文太は私と一緒でないと散歩も行かないぐらいなので、ひとりで脱走するようなことは一切ありませんし、遊んで疲れて帰ってきて家の前にいるのですから「リードを離しても文太はどこへも行かない」と思い込んでいました。

そして、私が車から降りるとそこにいるはずの文太の姿がないのです。「え!?なんで!?」と顔面蒼白になってあたりを見回してみると家の前の道を公園に向かってすごい勢いで走っていきます。その姿は私にとってはあり得ないことでした。

焦りまくって私も猛ダッシュをしながら「文太!!」と大声で叫びました。すると一瞬立ち止まって私の方を見ましたが、また公園の方に行ってしまいました。「なんで?なんで!?」とパニックになって追いかけました。

公園の手前でやっと追いついたとき、何故急に走り出したのか謎が解けました。そこには文太の大好きなお友達のノンタンがいたのです・・・。ノンタンの姿を見つけた文太は私の制止も振り切って大喜びで走って行ったのです。

このときかなりきつ〜〜〜く叱ったのですが、何よりも私自身がほんとに本当に海より深く深〜〜〜く反省しました。文太が走っていってしまったのは私がリードを離してしまったからです。

住宅街でさほど車が通るところではないとは言え、何事もなかったことに心から神様に感謝しました。そして、『犬に絶対大丈夫はない』ということを肝に銘じ「何があってもこのおバカのリードは離さない」と心に誓いました。

そんなわけで、この愛すべきおバカちゃんには「うちのコは賢いから大丈夫♪」という日は一生来ないと思いますが、それでもいいと思っているおバカ飼い主です。もちろん、これからも「興奮しても落ち着ける術」は日々少しずつでも訓練していこうとは思っておりますっ。



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