文太のお気楽ライフとドッグフェイム情報 last update 2013/06/24 14:56
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皮膚トラブル発生

9月2日 土曜日

文太は去年の今頃皮膚トラブルで悩まされていました。結果から言うと、心配したほど酷いことにはならず、今は完治していて今年は全くなんの問題もなく夏も過ぎようとしています。もっと酷い状態で日々闘っていらっしゃる飼い主さんからすると「そんなことぐらいで悩んでたなんて言うな〜!」とお叱りを受けそうなぐらい今から思うとたいしたことはなかったと思いますし、幸いなことにあっけなく治ったのですが、当時は毎日心配で心配でどうにかなりそうでした。

症状の差はあれ皮膚トラブルに悩むワンコは多く、特にフレンチブルドッグは皮膚疾患が多い犬種なので何かの参考になればとそのときのことを書こうと前々から思っていたのですが、どうせ書くなら今同じように悩んでおられる方に少しでも何か回復のヒントになるようなことを、と思ったということと、不特定多数の方がご覧になるブログ上で書くからにはいい加減な間違ったことは書けないので、当時調べたことをもう一度いろいろと調べ直してまとめているうちにすっかり時間がかかってしまいました・・・。今もまだ引き続き勉強中のため、とりあえず現段階で私が理解したことから順に何回かに分けて書いていきますので、話が脱線したり重複したりあちこちとんだりすることもあるかもしれませんが、できるだけわかりやすく書くつもりですので興味のある方はお付き合いください。

文太が12ヶ月の頃、去年の7月の中旬ですが、しきりに頭を掻くようになりました。よく見るとブツブツができていて赤くなっていました。初めそれを見たときは「文太もとうとう皮膚疾患に・・・」といや〜な予感がしたのですが、そのときはちょこっと赤くなっているぐらいであまり酷くもなかったので、とりあえずしばらく様子を見ることにしました。

そのときにちょうど手作り食の本をお借りする機会があったので、読んでみました。そして、その本を読んで初めてドッグフードに含まれている添加物が少なからず体に悪影響を及ぼしていることを知りました。文太のこのブツブツももしかして今まで摂取してきたフードの添加物が原因?という疑いが沸き起こってきました。それまでフードやおやつの添加物の影響など考えたこともなく、平気で市販のものを何でも与えていたのです。それまで摂取してきた体に悪いあらゆる物質が体内に蓄積され、「もうこれ以上は無理!!」と体外に排出しようとして皮膚に症状が出る、ということは充分に考えられることです。

その本を読んで毎日の食の大切さを痛感し、それから手作り食にすることにしました。(手作り食について詳しくはこちら)もちろんフードから急に手作りにすると消化機能がうまく働かないので、初めは野菜をトッピングするぐらいから始めて徐々に2週間ぐらいかけて完全手作り食に移行しました。

その間、文太のブツブツはどんどんひどくなってきました。手作り食にするとそれまで体に溜まった悪いものが出る「排毒」と言う作用があり、毒素が体内からどんどん出るためブツブツがいったんひどくなるということはその本を読んで知ってはいたのですが、文太のブツブツが本当に排毒作用なのかは素人の私に判断できるわけもありません。もしかしたら排毒作用などではなく、別の皮膚病なのでは?という気もしてきました。もしそうならこのまま放っておいていいのか、と思いやはりここは獣医さんに判断を仰ごうと思って病院に行きました。

健康優良児だった文太はそれまで健康診断と狂犬病の予防接種でしか病院に行ったことがなかったのですが、少しでも詳しく診てもらいたいと思い、いつも行っていた病院ではなく皮膚病に強いと言われる病院を知人に教えてもらってそこへ飛び込みで行きました。でも、診断の結果を聞いて病院に行ったことを後悔しました。

「アレルギーですね。とりあえず、抗生物質とアレルギーの薬を出しときます。」

そう言われたのです。パッと見ただけで簡単に。

なんとか原因をつきとめて薬に頼らず根本的に治してあげたいと必死だった私にとって、そのとき獣医さんに診てもらうというのは「万能の神様にお願いに行く」ことぐらいに思っていたので、この一言には正直ものすごく落胆しました。

それで済むんやったら私でも獣医になれるわい!!

それがそのときの素直な感想でした。

『アレルギー』って便利な言葉やな。原因不明の皮膚病に使えるねんから。アレルゲンがわからないのに「アレルギーの薬」って何ですか。何のアレルギーに効くんですか。どういう風に効くんですか。全てのアレルゲンを退治するのですか。良い菌まで殺してしまって体内のバランスが崩れてしまったりしないんですか。抗生物質とどう違うのですか。その薬が効いていったん治まったとしても、薬が切れたらどうなるんですか。その薬が効かなかったらどうするんですか。もっと強い薬を飲ませればいいんですか。そうやってうちのコは薬漬けになっていくんですか。

かなり歪んだ感情でそう思いました。

後になって冷静になって考えて見ると獣医さんとしては当然の処置だったのかもしれません。獣医さんの役目、特に私たちのように「ブツブツができました」と一見で来ている患犬に対しては「とりあえず、薬で様子見ましょう」というのが役目なのかもしれません。獣医さんの役割と患犬に対しての責任は「たとえその場しのぎであっても治すこと」なのかもしれません。でも、飼い主である私の役割は違います。文太の一生に責任を負うのです。とりあえず治まればいい、とその場しのぎで薬に頼るより、根本的にアレルギー体質を治したい、そう思うのは当然でしょう。

私にはもちろん獣医学の専門知識などありません。専門家である獣医さんに反論する資格もありません。でも、だからと言って「抗生物質とアレルギーの薬で様子を見る」という獣医さんの意見にはどうしても納得できませんでした。薬に頼るのは副作用も心配です。「とりあえず、この痒みが治まるようにする」のが役目の獣医さんと、「もしかしたら今後一生皮膚トラブルと付き合わなければならないかもしれない」飼い主である私とでは責任の重さが違います。他の病気と違って皮膚トラブルは命にかかわるというわけではありませんが、場合によっては一生つきあっていかなければならないものです。文太の一生を薬漬けにすることだけは避けたかったのです。

(次週に続く・・・)



皮膚病対策

9月9日 土曜日

病院でアレルギーと診断された先週の話の続きです。今日はかなり長いので興味のある方だけどうぞ。

専門医によると皮膚病の原因は細かく分けると200種類ぐらいあると言われており、そのため獣医さんでも原因の特定が難しいそうです。それぞれの原因と症状によって治療方法が全く異なり、間違ったアプローチで治療をしようとすると効果がないばかりでなく症状を悪化させてしまう場合もあるので、皮膚病の治療は原因解明が一番重要だと言われています。それなのにパッと見ただけでアレルギーと診断され、薬と抗生物質を渡されたことにまず不信感を抱いてしまいました。

もうひとつ、安易に薬を飲ませるのがイヤだった理由があります。それはもともと私が思っていた、「これはもしかして排毒作用?」という可能性です。もしもこのブツブツが排毒作用で、体が一生懸命毒素を体外に出そうとしているところに薬でそれを押さえつけてしまったらどうなるのでしょう。その排出されなかった毒素はまた体内に残ってしまうのです。そうなると、いったん症状が治まってもまた再発する可能性は否めませんし、それどころかその毒素が体に悪影響を及ぼして、もっとひどい、それこそ命に関わる病気になる可能性も全くゼロではありません。

それが怖かったので、単に排毒作用の可能性はないのかをその獣医さんに聞いてみようと思い「最近フードから手作り食に変えたんですけど・・・」と言ったところ、怪訝な顔をされ「手作りなんか絶対辞めた方がいいです!」と断言され「このブツブツはそのせいで・・・」のようなことまで言われました。とにかく、今はフードでしっかり栄養を摂って免疫力をつけるように、と言われました。

獣医さんにそこまで完全否定されるとさすがに落ち込みました。でも、やっぱり原因が特定できないまま抗生物質とアレルギーの薬を、というのはどうしても納得できなかったのです。そもそも自分が薬嫌いだということもあるのですが、たとえ薬で症状が治まったところでそれは「症状が抑えられた」だけで「治った」わけではないと思ったからです。(抗生物質と薬についてはまた改めて話をしたいと思います。)

本来ならば疑問があれば納得いくまで獣医さんにもう少し詳しく突っ込んで聞いてみるべきだったとは思いますが、もともと人に意見を押し付けられること(この場合は「手作り食は絶対にダメ」と言われたこと)が大嫌いな私はこの獣医さんとはどうも相性が合わないと思い、かと言ってもちろん獣医さんに反論できるだけの知識などあるわけもなく・・・。この病院には二度とお世話になることはあるまいと思いながら病院を後にしました。

そして、「皮膚病は一刻を争う病気ではない。この薬を飲ませなくても今すぐ危険な状態になることはない。病院に行かなかったと思えばいい。」と、あろうことかもらった薬も抗生物質も飲ませず、自分を信じてしばらく手作り食を続けることにしました。

※こんなことを書いておいて何ですが・・・私のやったことは決して真似しないでください・・・。私はあの時、獣医さんの対応にショックを受け、もし他の病院に行っても同じことを言われて更にショックを受けるのが怖かったので、自分の責任において強硬手段に出ました。(それでもどうしても良くならなければもちろん別の病院に行くつもりでした。)そして、文太の場合はそれが功を奏して完治しました。でも、それはただ単に運が良かっただけかもしれません。もちろん、すべての薬が良くないというわけではありません。症状によっては薬で治る場合もありますので、やはり一番いいのは信頼のおける獣医さんに診てもらって指示を仰ぐことであり、治療方法は薬の効果・副作用などを先生に充分説明してもらい、メリットとデメリットを考慮した上で獣医さんと相談の上決めてください。

獣医さんの言うことに真っ向から反対して、病気の知識も何一つない私が立ち向かおうとしていたのです。獣医さんの指示と全く逆のことをしようとしていたのです。それで良くなるという自信なんてあるわけがありません。なので、あれこれ自力で皮膚病のことについて調べ、原因と対策を考えてみました。

考えられる原因

<フードの添加物の蓄積>

一番初めに疑ったことです。お恥ずかしい話ですが、それまではホームセンターに売っているようなおやつなんかも平気であげていたのです。体に悪い成分が蓄積されていてもおかしくはありません。

    ↓

 手作り食に変更、おやつも市販のものは一切やらず、手作りのササミジャーキーや野菜などを与えています。

<水分不足>

手作りにする前はずっとドライフードをやっていたのですが、後から思うとその頃文太は水分摂取が充分でなかったと思います。人間もそうですが、水分補給はとても重要です。水は栄養素を体内に運んだり、老廃物や毒素を排出したりする役目があります。また消化にも役立っています。ドライフードは水分含有量が10%程度ですので、ドライフードを食べている場合はエネルギー量と同量の水が必要だと言われています。つまり、一日のフードの摂取カロリーが800kcalなら、800ccの水を飲む必要があるそうです。でも、夏場でもそんなに飲んでいたようには思いません。そのため、余計に毒素が排出されずに体内に残っていたのでは、と思っています。

  ↓ 

 これも手作り食にすることにより水分をたくさん摂取するようになりました。

※皮膚病の有無に関わらず、ドライフードを食べているコは特に気をつけて水分を多く摂る必要があるのですが、いくら「水分補給は大切!」と言っても、人間なら気をつけて飲むことは可能ですが、犬は「水を飲め!」と言ってものどが渇いてないと簡単には飲みませんよね。(文太もそうでしたが・・・)そういう場合は肉のゆで汁やしいたけの戻し汁など、ちょっと味のついたものを与えるのがお勧めです。ただし、脂肪分が多いと消化を遅らせるので鶏のササミや胸肉などのゆで汁がいいそうです。(鶏肉にアレルギーがないことが前提ですが。)また、手羽先や手羽元を煮詰めたスープだとコラーゲンもたっぷりです。

<牛乳をあげていた>

ブツブツの出る少し前からごく少量ですが人間用の牛乳をあげていました。あまり犬にはよくないと知りつつ(実は人間にもよくないなんて説もありますが・・・)下痢や嘔吐ももちろんなく、ものすごく喜んで飲んでいたので「ま、えっか〜」とあげていました。 

   ↓

 即やめました。牛乳が原因のひとつだったのかどうかはわかりませんが、少しでもあやしいものは排除したいので、今も牛乳は一切やっていません。

  

<数日前に川に入った>

草むらなんかにも入っていたので、ダニやノミがついた可能性も。それと、川に入って濡れたまま自然乾燥したので雑菌がわいたのかも。同じく、シャンプーの際も「夏やし自然乾燥でえっかー」と適当に乾かしていたのも原因のひとつかも?

対策としてしたこと

<掃除の徹底、布団の天日干し>

ハウスダストが原因の可能性もあるので、毎日徹底的に掃除機をかけました。畳やカーペットなんかもさーっとかけて埃を吸うだけではなく、1箇所に何秒かじーっとしばらく吸わせるだけでもダニを吸い取る効果があるそうなので毎日時間をかけて吸い取りました。(ほんとに取れているかどうかはわかりませんが・・)それと、文太のベッドと私たちの布団は(一緒に寝ているので)晴れている日はほぼ毎日天日干し、シーツや文太のベッドにかけているタオルはこまめに洗濯しました。

<こまめなシャンプー、すすぎ、乾燥の徹底>

とにかく肌を清潔に保つため、2〜3日おきにシャンプーをしました。(毎日するとそれはそれでタオルドライするときの摩擦やドライヤーの熱などで肌に負担がかかるので、とりあえず2〜3日おきにしました)

※シャンプーを頻繁にするのは逆効果の場合もあるようですので、シャンプーの回数については獣医さんと相談してください。

シャンプーはアルビオラを使っており、成分は自分たちでひとつひとつ調べ上げたものなので、刺激が少ないことはわかっていたのですが、念のためシャンプーが原因でないことを確認するため(文太が肌荒れを起こすようなシャンプーを今後売るわけにはいきませんので!)他のシャンプーを使ってみましたが、結果は同じでした。というより、むしろ酷くなりました・・・。(シャンプーの話もいずれまた改めてしたいと思います。)

いくら低刺激でもシャンプー剤が残っていると肌にはよくないので「これでもか!」というぐらいすすぎをしっかりしてシャンプー剤を落とし、洗った後も湿っているところが一切ないように完璧に乾かすということを徹底しました。

以前の私も含め、冬場は風邪をひくといけないのでしっかり乾かしていても、夏場は自然乾燥という方もいらっしゃると思いますが、雑菌がわく原因となりますので、通年生乾きは厳禁です。しっかり根元まで乾かすようにしてあげてください。

<ブラッシング>

パピーの頃の文太はブラッシングを大人しくさせてくれなかったのですが、その頃随分落ち着いてきたところだったので、毎日ブラッシングをして血行を良くし、新陳代謝を促すとともに余計なアンダーコートを取ることで肌の通気性をよくしました。(ただ、ブツブツのところはあんまり刺激を与えるといけないかな〜と思って軽目にしていました。)

また、散歩から帰ったときは毎日足を洗い(これも、乾燥はしっかりと!)、蒸しタオルで体をふいてゴミやほこり、バイキンなどをとり除くようにしました。(これは今でもそうですが。)

<マッサージ>

マッサージは精神的に落ち着かせるために毎日しました。(今も時間が許す限り毎日しています。)文太と触れ合うことで、神経質になっていた自分を落ち着かせる効果もあったと思います。犬って飼い主の気持ちを察知してシンクロしてしまいますよね。飼い主が神経質になりすぎて不安になると、犬に伝染してしまいます。だから、極力「どうしよう、どうしよう」と不安にならないように「おかあはんが絶対に治したるからな。」と文太に言いつつ自分自身に言い聞かせながらやっていました。

マッサージの方法はいろいろありますが、私の場合は自己流です。というか、適当です。ほんとはちゃんとツボとか考えてやったほうが効果があるのだとは思いますが、やり方を気にしすぎて犬が気持ちよくないと逆効果なので、文太の様子を見ながら気持ち良さそうなところを優しく優しく撫でる程度です。マッサージの効果って意外に絶大だと思います。

<アレルギー用食事>

皮膚にトラブルがでるのは腸の調子がよくないことと、動物性タンパク質の消化・吸収がうまくいってないことが多いそうです。(そのためうまく排泄されずに、毒素が糞尿からではなく皮膚から出ようとしている状態)なので、しばらくは動物性タンパク質である肉類を一切摂らずにタンパク質は植物性タンパク質である納豆で摂るようにしました。それと、消化酵素や食物繊維を豊富に含む大根をおろして毎日与えました。また、抗炎症作用、抗酸化作用や殺菌作用もあるしょうがも少量おろして与えていました。

(参考文献: 獣医学博士須崎恭彦著「愛犬のための手作り健康食」)

※しょうがは体に合わない場合もあるので、与えるときはほんの少しずつ様子を見てからにしてください。大根やしょうが、生キャベツなどの野菜はドッグフードを食べているコにもトッピングとしてあげることをお勧めします。

とりあえずこれだけのことをしていたのですが、効果はすぐには現れませんでした。来週はその続きの話をします。



皮膚病の種類

11月4日 土曜日

専門の先生の見解によると皮膚病は細かく分類すると200種類ぐらいにはなるそうです。今日は特によくある疾患の中から抜粋して簡単に原因、症状、治療法を挙げてみたいと思います。いろいろ調べたことを書いていきますが、なにせ素人の私が調べた範囲ですので不十分な点も多々あると思いますし、治療法などは各個体の症状や獣医さんによって見解が分かれると思います。個々の判断・治療はくれぐれも主治医の先生に指示を仰いでいただき、ここに書くことはあくまでも一般的な知識として参考程度にご覧ください。

<細菌によるもの>

膿皮症

<真菌(カビ)によるもの>

皮膚糸状菌症

<寄生虫によるもの>

ニキビダニ症(アカラス、毛包虫症)

疥癬

ツメダニ症

<アレルギー性>

アレルギー性皮膚炎

ノミアレルギー症

<その他>

脂漏症(脂性型/乾性型)

ホルモン異常

 ’身蘊

【原因】 皮膚には普段から『皮膚常在菌』と呼ばれる細菌が多く存在していますが、免疫力の低下により皮膚の抵抗力が落ちると細菌が異常繁殖して起こります。

【症状】 顔や脇の下、指の間など比較的柔らかい場所に起こりやすいのが特徴です。はじめは皮膚表面に赤いブツブツができる程度ですが、非常に強い痒みを伴うため、掻いたり舐めたりして毛が抜けてくることもあります。症状が進行すると患部が皮膚内部にも及び、皮膚が膨れ上がったり膿をもったりするようになります。

【治療方法】 シャンプーで皮膚を清潔に保ち、抗生剤を投与して細菌の増殖を抑えます。

※ 膿皮症は犬の皮膚疾患には比較的多い症状で、夏場に特に起こりやすい疾患なので、またいずれ詳しくお話したいと思います。

皮膚糸状菌症

【原因】 糸状菌というカビ(真菌)が皮膚の角質層や爪などから侵入して増殖して発症します。

【症状】 円形に脱毛したり、カサカサしたフケが出たりします。痒みはほとんどないようです。飼い主の抵抗力が落ちている場合、うつる可能性もあるので注意が必要。(健康な人なら大丈夫)

【治療方法】 抗真菌作用のあるシャンプーで洗います。また、カビを殺す薬で薬浴も効果的。いったん症状が治まっても再発することもあるので、犬のベッドやケージなどもよく洗って消毒して清潔にし、飼い主もよく手を洗うことが大切です。

 ニキビダニ症(「アカラス」または「毛包虫症」とも呼ばれます)

【原因】 ニキビダニという寄生虫が毛穴に寄生し、異常繁殖して発症します。ニキビダニは多くの犬にも寄生していますが、健康な犬は免疫力があるので異常繁殖はしません。抵抗力が落ちている老犬や病気の犬に多く発症します。また、仔犬は免疫力が低いので母犬から感染することも多くあります。

【症状】 口や目などに症状が現れやすく、赤く腫れたり脱毛したりします。初期の段階ではあまり痒みはみられませんが、進行すると皮膚が黒ずんでニキビのようになったり、皮膚がただれたりして痒がります。

【治療方法】 ニキビダニを殺す抗生物質の投与や注射、殺ダニ剤での薬浴などでダニを排除します。免疫力さえしっかりしていれば発症することはないので、普段から栄養をしっかり取り、健康でいることを心がけることが一番大事。

疥癬

【原因】 イヌセンコウヒゼンダニと呼ばれるダニが皮膚に寄生して発症します。このダニに感染している犬からうつります。

【症状】 このダニが皮膚に付着するとトンネルを掘って皮膚内部に入り込んで動きまわるので強烈な痒みがあります。皮膚の柔らかい部分からダニが入り込むので、耳や顔、ひじ、かかとなどに多く発症します。患部にカサブタが出来たりフケがでたりします。激しい痒みから掻き傷ができ、そこからばい菌が入って二次感染する場合も多くあります。

【治療方法】 全身の毛を刈り、殺ダニ効果のある薬品の使用(薬浴、シャンプー、注射、抗生剤の投与、外用薬の塗布など)。 簡単に接触感染するので他の犬や猫との接触は避けること。また、人間にも感染することもあるので注意が必要。

ツメダニ症

【原因】 ツメダニというダニが皮膚に寄生して発症します。このダニに感染している犬から直接感染する場合がほとんどですが、周囲環境中に潜むツメダニから感染することもあります。

【症状】 強い痒みがあり、たくさんのフケが出ることが特徴です。カサブタのようなフケが多く重なりその中にツメダニが潜んでいます。

【治療方法】 殺ダニ効果のある薬で薬浴して分厚いフケをしっかり落とすこと。人間にも感染することがあるので注意が必要。

アレルギー性皮膚炎

【原因】 ある特定の物質に対してアレルギー反応を起こし、皮膚に炎症が起こります。アレルギー反応とは、特に有害な物質ではなくても体内に入ると体を守ろうとする免疫システムが過剰に反応することです。アレルゲンとなる物質は無数にありますが、ハウスダストや食べ物、化学物質が主な原因と言われています。

【症状】 皮膚が赤くなり激しい痒みがあります。掻いたり舐めたりして皮膚がただれたり毛が抜けたりすることもあります。

【治療方法】アレルゲンをつきとめて除去することにより症状が改善されます。

※アレルギーは非常にやっかいで、お困りの飼い主さんも多いと思いますので、アレルギーについての詳しいことはまたいずれ改めて書きたいと思います。

ノミアレルギー性皮膚炎

【原因】 ノミに噛まれたときにノミの唾液に含まれる成分にアレルギー反応を起こして発症します。

【症状】 赤い発疹ができて腫れます。強い痒みを伴うため、掻きすぎて傷ができ、そこからばい菌が入って二次感染を起こすこともあります。激しい痒みのため眠れなくなって元気がなくなることもあります。

【治療方法】 まずはノミを駆除することです。免疫力が低下しているとアレルギーを起こすこともあるので、普段から免疫力をつけることも大事。

脂漏症(脂性型/乾性型)

【原因】 内分泌系の異常、栄養の偏り、寄生虫や細菌の感染、アレルギーなどが原因で皮脂腺の分泌に異常が起こって発症します。また、遺伝的な場合もあります。

【症状】 皮脂の分泌が増加して皮膚や被毛がベタベタするようになる『脂性型』と、逆に皮脂の分泌が減少して皮膚が乾燥し、フケがでやすくなる『乾性型』があります。

【治療方法】 それぞれの症状にあったシャンプーで洗い、肌を清潔に保つこと。また、食餌の栄養バランスにも気をつけましょう。

ホルモン異常による皮膚炎

【原因】 甲状腺機能低下や副腎皮質機能亢進などホルモンの代謝の異常により発症します。

【症状】 痒みはあまりなく、左右対称に脱毛が起きるのが特徴です。

【治療方法】 ホルモン療法



皮膚病回復へ

11月11日 土曜日

文太の皮膚病の話をしだしてから随分時間が経ってしまい、また途中に関係ない話をいろいろとしたので中途半端なまま終わっていましたが、今日は文太の皮膚病が治るところまでの話をしたいと思います。

まず、それまでの経過を簡単に説明すると、1歳を過ぎた去年の夏にブツブツが出来始めたので病院に行ったところ、アレルギーと診断されアレルギーの薬と抗生物質を渡されました。(『皮膚トラブル発生』) でも、原因がはっきりしないまま簡単に薬を飲ませるのがいやだった私は、薬に頼らずに何とかしようと思い、自分なりに皮膚病の種類や治療法などいろんなことを調べて原因を考え、できる限りの対策をとりました。(『皮膚病対策』

でも、やはりそれだけでは簡単には治らなかったのです。ときどき猛烈に痒くなるようで、掻きむしっており、気付くと掻きすぎて頭の部分の毛が抜け血だらけになっていました。傷口からバイキンが入って二次感染しているようでした。掻いているのを見つけると、黙って見ていられなくて掻かないように足を押さえ、痒くてイライラしているのを落ち着かせるため、代わりに文太の体中をマッサージしました。なんとか掻くのを止めさせようと思って、自分でエリザベスカラーもどきを作って(病院に行ったときにはもらわなかったので・・・)掻けないようにもしていました。でも、夜など見ていないときはどうしても掻いていたようで、朝起きると頭が血だらけになっていることもありました。

掻き過ぎて禿げて血だらけになっている頭を見ると泣けてきました。「できることなら変わってあげたい」とどれだけ思ったことか。それと同時に自分のやっていることは本当に文太のためになっているのか自問自答し、もしかしたら私は文太にとってものすごく酷いことをしているのでは、という不安に苛まれました。病院に行ってから1週間ぐらい経ち、症状はよくなるどころかどんどん酷くなってきたのです。

そこで、なんとか少しでも楽にしてあげたいと思い、やはり抗生物質だけ飲ませることにしました。 『抗生物質とは』で書きましたが、抗生物質は湿疹が細菌性のものでない限り効果はなく、アレルギーやウイルスには効きません。それでも「アレルギー」と診断されて抗生物質を処方されるのは細菌による二次感染を防ぐためです。文太のそのときの血だらけになった頭のブツブツは素人目から見ても明らかに掻いた傷からバイキンが入った感染だろうと思い、もらった抗生物質を飲ませてその血だらけのブツブツだけでもましにしてあげようと思いました。

飲ませてから数日、頭の血だらけのブツブツは見事になくなっていきました。こんなに簡単に治るなら、意地を張らずにもっと早くにあげていれば良かったと思いましたが・・・。でも、首から背中にできたもともとのブツブツは相変わらずで、思ったとおり抗生剤がなくなったとたんまた出てきました。でも、以前よりはましになっていたので、やはりアレルギーの薬はあげずに食事療法(手作り食)やシャンプー(シャンプーは薬用ではなくアルビオラを使っていました)、ブラッシング、マッサージなどできる限りのことをもうしばらくやってみようと思って続けていました。そしたらだんだんましになってきて、発症から2ヶ月ぐらいできれいに治ったのです。

今となっては何が原因だったのか、何が効いたのかは謎です。やったこと全部が良かったのかもしれません。季節的なものもあるのかもしれません。(完全に治ったのは涼しくなってきた10月頭頃でしたから。)でも、こんなに早くきれいに治ったということは、文太の場合はアレルギーとか言うよりやはりそれまでのフードに含まれていた添加物の排毒作用だったのではないかと私は思っています。あれ以来、市販のドッグフードやおやつは一切やっておらず、手作り食にしてからは一切ブツブツができていないということは、やはり文太の場合はアレルギーだったのだとするとフードの添加物が怪しいのでは、という疑いは払拭できません。

文太の場合は幸いにもキレイに治って今年は夏場も何一つ問題なく、ツヤツヤピカピカです。でも、酷い場合は一生付き合わなければならないことだということをいろんなことを調べて知りました。「治す」よりも「うまく付き合う」ということも大事だと書いていました。飼い主があまりあまり神経質になりすぎると逆効果だと思うので、「ちょっとましになればいっか〜」ぐらいの気持ちでいたほうが楽だし、逆によくなるかもしれません。

というのも、まさしく私がそうだったのです。私は普段あまり物事を気にしない楽天的な方なのですが、文太のことになると溺愛のあまりあれやこれやと気にしすぎて神経質になってしまっていることが多々あると思います。この皮膚トラブルのときも、文太が頭を掻いているのを見るとつい「掻いたらアカン!」と文太がびっくりするような大声で叫んで掻いている足を掴んでいました。あの頃、どうしても「なんとかしなければ!」と、私がピリピリしていたので、そんな私の不安な様子が文太にも伝わってよけい文太も神経質になってストレスになっていたのだと思います。

なので、できるだけ自分がリラックスして落ち着くように心がけました。「大丈夫よ〜」と文太にも自分にも言い聞かせるようにゆっくりと文太の体をマッサージして癒しの時間を毎日作るようにしました。実はそれが一番効いたのかも?という気さえしています。(こんなことを言うと変な宗教みたいですが・・・。)皮膚病で死ぬことはありません。でも他には命にかかわる病気はたくさんあります。文太の皮膚トラブルは私にとってはまさに「怪我の功名」だったと思います。今までの生活を見直すことができ、いろんなことを調べ、健康についてもっと真剣に考えるようになったからです。

先ほども述べたように、あれ以来文太は一切皮膚トラブルはありません。それは、普段から健康に気をつけてよく食べてよく運動し、よく寝ることにより免疫力がしっかりしていることも大きいと思います。初めは「薬は絶対に使いたくない」と意固地になっていた私ですが、酷い状態になるとやはり薬の力を借りることも必要だということも学びました。でも、本当に大事なのは、いったん薬で症状が治まったら、今度はしっかり免疫力をつけてあげて再発しないようにしてあげることだと思います。『皮膚病の種類』でも書きましたが、皮膚病の中には免疫力さえしっかりしていれば発症しないという症状も多くあります。夏場に起こりやすい細菌の異常繁殖が原因で起こる膿皮症なんかもそうです。皮膚病に限らず、病気の多くは免疫力さえしっかりしていれば防げるものばかりです。では、免疫力とは何でしょう?どうすれば免疫力がつくのでしょうか。次回からはその辺の詳しい話をしていきたいと思います。



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